JICA海外協力隊の世界日記

ランバレネ日記

ガボンってどんな国?

ガボンってどんな国でしょうか?
今回は、今後の前置き的にガボンについての基礎知識(?)を少し記していきたいと思います。
地理的には赤道直下(協力隊経験者の方はおなじみ、隊歌の歌詞にもなっていますね)。
地図で日本から南に進み、赤道に当たったら、日本から見て西に進んでいってみてください。
ソマリア、ケニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国といった国々を通り過ぎて、大西洋に出る手前がガボンです。

ガボンについて、いろいろデータを見てみましょう。
(参照先:外務省HP(2017年12月現在))
面積:267,667平方キロメートル(日本の約3分の2)
人口:198万人(2016年、世銀)
首都:リーブルビル
民族:ファン、プヌ、ミエネ、テケ、コタ
言語:仏語(公用語)
宗教:キリスト教、伝統的宗教、イスラム教
独立:1960年8月
面積は本州と九州を足し合わせたぐらい(本州 227,942.83km2 + 九州 36,731.56km2)。
人口は県で言えば、栃木県(約197万人)と同じぐらい。政令指定都市で言えば、札幌市(約195万人)よりも多く、名古屋市(約229万人)よりも少ないくらいだそうです(各県・市の人口は2015年の国勢調査時点)。

主要な産業は石油産業。ガボンは産油国なのです。
私はあるまとまった期間のアフリカ滞在は初めてではなく、以前、東アフリカのとある国に半年ほど滞在していたことがあります。その国は地域では比較的経済力がある国でしたが、産業はどちらかというと農業が中心で、それなりに人口が多く、首都と村落地域の発展度合いが大きく異なっているのが印象に残りました。
それに対して、日本の面積よりも狭く、日本の中規模県ほど・3大都市よりも少ない人口で産油国のガボン。
ガボンに来る前は、きっとそれなりに豊かな国なのではないか、と思っていました。
しかし実際は現地に来てみないとわからないもので、その恩恵にあずかれていない人が多くいるようです。
言うまでもないですが、その国のことは経済的な尺度やものの見方だけでは測れません。
接してくれる人々の温かさなど、生活の様々な面で感じるものすべてがその国の姿なのだと思います。
今回の記事だけではお伝えしきれないですが、今後ブログで書くこと全体を通じて、もっとガボンについて具体的に知ってもらいたいな、と思っています。
任地のことからは離れてしまいましたが、次回から配属先のことなどお伝えしていきたいと思います。

最初の画像:首都リーブルビルの海岸通りの様子。10月の下旬、雨季に入って間もないころで、雲が厚くなって若干暗くなっています。この後、激しいスコールが来ました。
2枚目の画像:ガボンの位置について、外務省ホームページ内の画像を加工して利用。
3枚目の画像:12月の始めに活動で行ったオゴウェ川沿いの村の遠景。この村のように、行くためには水運が一般的になっているところがこの国にはたくさんあるようです。

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