2017/01/18 Wed
文化 生活
中国の元旦
あけましておめでとうございます。
はじめまして、吉田考と申します。
ブログの開始時期が新年からとなりました。
最初の写真は中国の獅子舞です。
中国の獅子舞は正月に限らず、祝日でも登場するそうです。
今年は酉年にあたりますね。
ちなみに中国にも干支があります。
中国の干支は「鼠、牛、虎、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚」です。
最後だけ日本と違います。
中国の学生に日本の干支を説明すると「何で猪なの?」と意外で面白く感じるようです。
さて最初なので自己紹介を致します。
青年海外協力隊の2016年度2次隊中華人民共和国派遣の吉田考と申します。
職種は日本語教育です。
滞在期間は2016年10月12日から2018年10月11日です。
配属先は湖北省武漢市の武漢市財貿学校という高等専門学校です。
高等学校と同列の教育機関に当たり、職業教育が行われています。
わたしの学生たちはホテル管理科に在籍し、技能実習生として日本に行くことを目標にしています。
赴任してから早3か月が経ちました。
最初の1か月は北京で語学訓練を受け、武漢に赴任してからちょうど2か月になります。
北京で受けた語学訓練は普通語でした。
日本人にとって中国語の発声・聴解はとても難しいです。
更に武漢の中国語は方言に当たり、普通語と少し異なります。
そういう事情もあり、未だ聞きとりが上手くいかない状態です。
1月の武漢は日本の冬同様に寒く、平均気温は約3℃です。
気温は東京と大差ないですが、寒がりの私にとってはとても寒いです。
稀に雪がちらつくことがありますが、積もることはありません。
1月1日は中国でも「元旦」で、祝日です。
12月31日から1月2日まで3連休がありました。
しかしこの連休は正月の特別な休日ではありません。
中国の暦は旧暦を基準としているので、日本で言われる旧正月が正月に当たります。
中国では旧正月のことを春節と言います。
新暦を基準に旧正月を定めると、毎年日が異なります。
ちなみに今年の春節は1月28日から2月11日の2週間です。
この春節期間は、12月中旬頃、政府が公式発表して確定されます。
そういうわけで今(1月中旬)はまだ年の瀬ということになります。
春節についてはまた来月に記述したいと思います。
今回は、12月31日から1月2日までの3連休の話をします。
私はこの連休に恩施という場所へ行きました。
恩施は武漢から高速鉄道で片道5時間程度西へ行ったところにあります。
土家族と苗族という少数民族の自治地域です。
中国の大多数の漢民族とは異なる文化を有しています。
昨今、近代化が進み、独自の文化を失いつつあるのが残念なところです。
恩施の土家族も同様なのですが、観光客が遊びに来る場所は文化的なものを見ることができます。
土家族は正月にお餅を食べる文化があります。
餅を突く方法・道具も日本同様で驚きました。
食べ方は、焼いた餅にきな粉と砂糖を挟んで食べます。
日本のきな粉餅は焼いた後茹でますが、ほぼほぼ同様です。
ちなみに武漢を含む中国南方でも「ニエンガオ」という餅を食べる習慣がります。
「ニエンガオ」はかなり薄めの餅で、フアグオ(火鍋)という辛い鍋や、マーラータン(麻辣湯)という唐辛子と山椒の入ったスープに入れて食べます。
また中国北方では正月に餃子を食べる文化がありますが、武漢においても餃子を食べる家庭があるようです。
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