JICA海外協力隊の世界日記

吉田考が見せたい中国

中国の元旦

あけましておめでとうございます。

はじめまして、吉田考と申します。

ブログの開始時期が新年からとなりました。

最初の写真は中国の獅子舞です。

中国の獅子舞は正月に限らず、祝日でも登場するそうです。

今年は酉年にあたりますね。

ちなみに中国にも干支があります。

中国の干支は「鼠、牛、虎、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚」です。

最後だけ日本と違います。

中国の学生に日本の干支を説明すると「何で猪なの?」と意外で面白く感じるようです。

さて最初なので自己紹介を致します。

青年海外協力隊の2016年度2次隊中華人民共和国派遣の吉田考と申します。

職種は日本語教育です。

滞在期間は20161012日から20181011日です。

配属先は湖北省武漢市の武漢市財貿学校という高等専門学校です。

高等学校と同列の教育機関に当たり、職業教育が行われています。

わたしの学生たちはホテル管理科に在籍し、技能実習生として日本に行くことを目標にしています。

赴任してから早3か月が経ちました。

最初の1か月は北京で語学訓練を受け、武漢に赴任してからちょうど2か月になります。

北京で受けた語学訓練は普通語でした。

日本人にとって中国語の発声・聴解はとても難しいです。

更に武漢の中国語は方言に当たり、普通語と少し異なります。

そういう事情もあり、未だ聞きとりが上手くいかない状態です。

1月の武漢は日本の冬同様に寒く、平均気温は約3℃です。

気温は東京と大差ないですが、寒がりの私にとってはとても寒いです。

稀に雪がちらつくことがありますが、積もることはありません。

1月1日は中国でも「元旦」で、祝日です。

12月31日から1月2日まで3連休がありました。

しかしこの連休は正月の特別な休日ではありません。

中国の暦は旧暦を基準としているので、日本で言われる旧正月が正月に当たります。

中国では旧正月のことを春節と言います。

新暦を基準に旧正月を定めると、毎年日が異なります。

ちなみに今年の春節は1月28日から2月11日の2週間です。

この春節期間は、12月中旬頃、政府が公式発表して確定されます。

そういうわけで今(1月中旬)はまだ年の瀬ということになります。

春節についてはまた来月に記述したいと思います。

今回は、12月31日から1月2日までの3連休の話をします。

私はこの連休に恩施という場所へ行きました。

恩施は武漢から高速鉄道で片道5時間程度西へ行ったところにあります。

土家族と苗族という少数民族の自治地域です。

中国の大多数の漢民族とは異なる文化を有しています。

昨今、近代化が進み、独自の文化を失いつつあるのが残念なところです。

恩施の土家族も同様なのですが、観光客が遊びに来る場所は文化的なものを見ることができます。

土家族は正月にお餅を食べる文化があります。

餅を突く方法・道具も日本同様で驚きました。

食べ方は、焼いた餅にきな粉と砂糖を挟んで食べます。

日本のきな粉餅は焼いた後茹でますが、ほぼほぼ同様です。

ちなみに武漢を含む中国南方でも「ニエンガオ」という餅を食べる習慣がります。

「ニエンガオ」はかなり薄めの餅で、フアグオ(火鍋)という辛い鍋や、マーラータン(麻辣湯)という唐辛子と山椒の入ったスープに入れて食べます。

また中国北方では正月に餃子を食べる文化がありますが、武漢においても餃子を食べる家庭があるようです。

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