JICA海外協力隊の世界日記

吉田考が見せたい中国

中国のとある寺院で初詣

2月は中国のお正月、春節でした。

中国に来て2回目の春節です。

思えば去年の春節、まだ環境に慣れておらず、旅行することもなく家で過ごすことにしました。

それは大きな間違いでした。

学校の寮に住む学生や先生方は皆実家に戻り、学校の門も閉鎖されてしまい、外は人っ子一人なくなり、飲食店はおろか、あらゆる店や市場はどこも閉まってしまったのです。

中国では春節はみな、家で家族や親族と過ごす文化だからです。

私は一緒に過ごす誰かもおらず、本当に孤独で辛かったです。

春節休みの前に同僚の先生や学生たちが、親身に『先生は休みに帰国しますか?』とよく聞いてきた理由が身に染みて分かりました。

昨今は、中国でも長期休みとして旅行に出かける人が出始めているか、未だに家族と過ごすことが王道なようです。

それを省みて今年は四川省に住む中国人の友達と正月を一緒に過ごさせてもらうことにしました。

春節の前日、つまり大晦日の夜、2人で近くのお寺に出かけてきました。

お寺は人でごった返していました。

日本にいた十年くらい前までは、友達と初詣に行くため人に溢れた神社に毎年出向いていたなーと思いだしました。

お寺の入り口でビッグサイズの手持ち花火のようなものを三本配布していて、受け取って『これって花火?』と友達に尋ねました。

そんなわけはない、笑いながら線香であることを教えてくれました。

人を避けながら進み、線香に火をつけるべく常香炉へ並びましたが、ちっとも進まなかったです。

本殿正面に並ぶことはとてもできないくらい人がいるので、少し離れたところで00分を待ちました。

年が明けた瞬間テンションが上がって、ついつい友達に『あけましておめでとうございます。』なんて言って笑いありました。

それにしても中国活気はすごかったです。

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