JICA海外協力隊の世界日記

吉田考が見せたい中国

冬虫夏草って知ってますか?

中国のお正月、春節に中国人の友達のご家庭で過ごした日の事です。

1日目は友達の父方、二日目は母方の実家で食事をいただきました。

友人が日本のカレーが好きだというので、私もカレールーを持って行くことにしました。

カレーは日本人にとってはとても正月らしいとは感じられない食べ物ですが、中国のお正月はどんなものでも適さないことはないのだろうと思います。

彼の祖父母の家に着くと、親戚一同出迎えてくれました。

彼の母は4人兄弟、3姉妹と1人の弟です。

3姉妹はとりあげて姦しくて、中国でも女性は会話が好きなのだなーと実感しました。

キッチンにコンロ二つ、おばあちゃんがすでに料理を作っていたし、おじいちゃんがカレーに使う肉を買いに行ってくれていたので、私は最後にカレーを作り始めました。

材料がそろって作り始めてからわずか10分くらいで、『早く作って』と友達に無理を言われました。

仕方がないので人参・じゃがいもをレンジで温めつつ、塩もみした肉とタマネギを同時に炒めて軽く火を通しました。

おばさんが『どうしてレンジで温めるの?』と聞いてきました。

日本では結構一般的になっていると思うのですが、中国では知らない人も多いのかもしれません。

レンジを使うと火が通るのが早いし、内部にまで火を通すのが簡単だと説明しました。

おばさんは『日本はすごい』と絶賛してくれて、姦し娘でレンジの話が盛り上がりました。

料理ができて席に着くと、もうみんな食べ始めていましたが、私がカレーができた旨を伝えるとみな一斉に台所へ行って、器に盛って『美味い、美味い』と食べてくれました。

どの料理もおいしかったのですが、ひと際目についたのは『冬虫夏草のスープ』でした。

『冬虫夏草』は日本でも薬局とか漢方系のところで、見かけたことがあっりますが、この度初めて『冬虫夏草』を食べることになりました。

『冬虫夏草』とは冬は虫として活動し、夏は動かず草のように活動する虫だそうです。

様相はタイ米の2倍くらいのサイズの体に、草のような細い垂れがついていて、それが身体をぐるぐる巻いていました。

虫ということでちょっと抵抗があったので、恐る恐る食べてみました。

食感はぷにぷにでクセはないし、正直よくわかりませんでしたが、健康に良くて、稀少で、めちゃくちゃ高級らしく、貴重な体験になったと言っておきましょう。

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