2025/09/12 Fri
活動
キルギス人は健康に興味津々!!


首都ビシュケクから西に車で約2時間のカラバルタ市を拠点に、周辺の村に住む皆さんの健康促進に取り組んでいる安川です。
カラバルタは、旧ソ連時代に街の整備が進みましたが、インフラの老朽化によるちょっとしたトラブルは珍しくありません。先日はアパートの水道管が壊れて部屋が水浸しになるという騒動もありましたが、大家さんや修理屋さんの連係プレーに助けられて乗り切りました。
そんなカラバルタ市から更に離れた郊外に点在する村々で、隊員仲間と協力して、健康セミナーを開催してきました。
※食品カードを使った栄養指導
栄養士隊員は健康的な食生活についてのレクチャーを行い、体育隊員は中高年向けの運動を実演して、参加者全員で楽しく体を動かしました。小学校教育隊員からは日本の学校での食育や保健指導の紹介があり、私は生活改善を継続するための具体的な工夫について参加者の皆さんと一緒に考えました。
※体操指導


※日本の学校での食育や保健指導の紹介
医療水準が決して高いとは言えない環境で、より良い医療の整備が喫緊の課題となっているキルギスですが、経済発展にともない平均寿命も延び、健康への関心も大変高くなっています。特に地方の村落に住む女性たちにとって、遠く離れた日本から来たというだけで私たちの存在は物珍しいようで、予想以上に沢山の方に参加していただけました。日本が長寿国であることを知っている方も多く、興味を持って話を聞いてくださいました。
※みんなでラジオ体操
これまでも、健康増進や病気予防に関する情報は、各地域を管轄する健康促進室という組織を通して村々に伝えられていますが、更に実践的な情報が求められていると感じていました。そこで今回のセミナーでは、できるだけすぐに生活に取り入れられるような内容を心がけました。何か少しでもキルギスの皆さんの記憶に残れば嬉しいなと思っています。
(安川 美杉、2023-3、コミュニティ開発)
※生活改善のワークショップ
SHARE