JICA海外協力隊の世界日記

マラウイ便り

作業療法士/マラウイでの挨拶文化について

こんにちは。マラウイで作業療法士隊員として活動しています、西山です。病院でリハビリテーションの仕事を担当しています。

今回は、マラウイでのあいさつ文化について紹介します。毎日の挨拶のおかけで?ご近所さんとも仲良くなれました。

マラウイでは挨拶がとても大切にされています。

初めましての時、もしくは、久しぶりに会う時

このように挨拶をします。

Muli bwanji」「ムリブワンジ?」「こんにちはお元気ですか?」

直訳すると「あなたはどのような状態ですか?」

2回目からは、

午前中に出会ったときには、「Mwadzuka bwanji?」「ムワズカブワンジ?」

「おはようございます。元気に起きましたか?」

直訳すると「あなたはどのように起きた?」

午後に出会ったときは、「Mwasewera bwanji?」「ムワセラブワンジ?」

「午後は元気に過ごしていますか?」

直訳すると「あなたはどのように一日を過ごしましたか?」

慣れてくると、略語もあることに気づきます。おはようの時に「ムワズカ?」とだけ聞かれたり、友達になると「bo bo」「ぼっぼっ」と声をかけられることもあります。

日本では、集団の中に入るときに「こんにちは」とみんなに向けて1回挨拶するだけで終わると思いますが、マラウイでは一人一人に対して挨拶をします。(ちなみにこれはマラウイの北部では行わないそう。)

一つ、面白かったエピソードがあります。

日本ではいち早く自分から挨拶することが礼儀正しいというイメージがありませんか?

なので、私もリハビリテーションを開始する前に部屋に入って来た患者さんを見つけるや否や意気揚々と「ムワズカブワンジー!?」と元気よく挨拶してました。

でも、一人の患者さんに、「アユミ、座ってからもう一度挨拶しなくちゃいけないから、そんなに早くから挨拶しなくていいの!まずは座らせてよ(笑)」と言われてしまいました。

面白い文化の違いですよね。

それからは、うずうずしながら患者さんが部屋の入り口からこちらに到着するのを待っています。

ちなみに挨拶せずに「カギはどこにありますか?」とボスに聞いた時には、挨拶せずに単刀直入に話題を振るのは失礼だよ!!と言われたこともあります。

面白いですよね。ちゃんと正してくれてありがたいです。でないと無礼な外国人になりますからね()

活動の場面でたくさんの患者さんと家族が列を作って待っているのですが、その時に挨拶のチャンスを逃すと「アユミ、私には挨拶してないよ!」と怒られます(笑)

毎日学びですね。1年くらいマラウイで暮らしていると徐々に挨拶のバリエーションにも慣れてきました。今では、「家の状態は?」「仕事はどう?」「久しぶりだね」「I miss you

などなどいろいろなバリエーションに対応できるようになりました。言語を習得すると楽しいことがたくさんです。

これからも毎日勉強していきたいと思います。

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