JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

☆同じ国なのに言葉が違う!?~4つの州、それぞれの島の魅力~

Kaselehlie! ミクロネシアポンペイ州に派遣されている星彩花です!

記事を読んでくださり、ありがとうございます。ミクロネシア・ポンペイに来て、1年3か月が過ぎました。ミクロネシアに住んで発見した魅力、面白いことや驚いたことを発信していきたいと思います!

早速ですが、ミクロネシア連邦の国旗を見たことはありますか?青い背景の真ん中に、4つの白い星が並んでいます。この4つの星は、ミクロネシア連邦を構成する4つの州を表しているんです。そして面白いのが、同じ国の中にある4つの州なのに、それぞれの島には違った魅力があること。

豊かな緑に囲まれたポンペイ

手つかずの自然が残るコスラエ

美しい海と沈船で知られるチューク

伝統文化が色濃く残るヤップ

どの州も海に囲まれた美しい島ですが、景色も、言葉も、そこに暮らす人々の文化も少しずつ違います。今回は、そんな「4つの星」に込められた4つの州の魅力をご紹介します。

まずは、私が現在暮らしているポンペイ州。ポンペイ州には、ミクロネシア連邦の首都パリキールがあります。

そして、ポンペイを代表する観光スポットの一つが、世界遺産にも登録されているナン・マドール遺跡です(写真↓)。海に浮かぶたくさんの小さな島々と、巨大な石を使った遺跡が残されていて、ポンペイを代表する歴史的な場所となっています。

また、ポンペイは雨がとても多い島としても知られています。その豊富な雨によって、島には緑豊かな熱帯雨林が広がり、滝や川など、自然を楽しめる場所もたくさんあります。

そして、ポンペイのもう一つの特徴が、マングローブに囲まれた島であること。海と森が近く、豊かな自然が島の暮らしとつながっています。

さらに、ポンペイにはポンペイ人だけでなく、ミクロネシア連邦のほかの州や近隣の島々から来た人々も暮らしています。さまざまな背景を持つ人々が行き交うことで、いろいろな文化が交わる場所にもなっています。

世界遺産、豊かな雨と緑、マングローブ、そして多様な文化。これらが、ポンペイの大きな魅力です。

お次はコスラエ州。

コスラエは、豊かな自然に囲まれた島として知られています。島には熱帯雨林やマングローブ、滝などがあり、美しい海・白い砂浜(写真右上)と合わせて、さまざまな自然を楽しむことができます。その中でも、コスラエを象徴する景色の一つが、「スリーピング・レディー(Sleeping Lady)」(写真左下)です。その名の通り、山の形が、横になって眠っている女性の姿に見えることから、この名前で呼ばれています。海や道路から眺めると、山の稜線がまるで人が横たわっているように見えるのだとか。コスラエを訪れたら、ぜひ探してみたくなる景色の一つです。

そして、コスラエを知るうえでもう一つ特徴的なのが、キリスト教文化の強さです。ミクロネシア連邦全体でキリスト教は主要な宗教ですが、特にコスラエではプロテスタントの信仰が盛んで、教会が地域の人々の生活と深く関わっています。日曜日を礼拝や家族と過ごす大切な日として考える文化もあり、自然だけではなく、宗教や人々の暮らしからもコスラエらしさを感じることができます。

豊かな自然と、地域に根付いたキリスト教文化。これらが、コスラエの大きな特徴です。静かな島で、ゆっくりと自然を感じる。そんな時間を過ごしたい人には、ぴったりの場所かもしれません。

(写真右下:コスラエの伝統食「コスラエスープ」)

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続いては、チューク州。

チュークと聞いて、まず思い浮かぶのがチューク・ラグーンです。美しい青い海が広がるチューク・ラグーンは、世界的にも有名なダイビングスポットで、多くのダイバーが集まります。その大きな特徴は、海の中に第二次世界大戦時の沈没船が数多く残されていることです。現在では、それらの沈没船がサンゴや海の生き物たちと共存し、チュークならではの水中景観をつくっています。

そして、チュークにはもう一つ、ぜひ知ってほしい場所があります。それが、ジープ島です(写真↑)。チューク・ラグーンに浮かぶ小さな島で、白い砂浜と透明な海、ヤシの木に囲まれた美しい景色が広がっています。島の周囲には色鮮やかな魚やサンゴ礁が見られ、シュノーケリングなどを楽しむこともできます。海の上にぽつんと浮かぶ小さな島は、まさに「南の島」と聞いて思い浮かべるような景色。

歴史を感じる沈没船が眠る海と、真っ白な砂浜が広がるジープ島。一見すると正反対のような二つの景色が、同じチュークの海に存在しています。

「歴史」と「南の島らしい美しい自然」。その両方を楽しめるのが、チューク州の魅力です。

最後はヤップ州。

ヤップ州には、ミクロネシアの中でも特に伝統文化が色濃く残っています。

ヤップを代表するものの一つが、巨大な石のお金、「ストーンマネー」(写真右上)です。大きな円形の石に穴が開いた「ライ(またはフェ)」と呼ばれる石貨は、現在でもヤップの文化を象徴する存在として知られています。実際にはお金として使われているのではなく、気持ちを表すもので、結びつきを作る際やお詫びをする際に使われています。

そして、ヤップの伝統文化を知ることができるイベントとして有名なのが、毎年3月1日前後に行われる「ヤップデー(Yap Day)」です。ヤップデーでは、伝統的なダンス(写真左下)や歌、衣装などが披露され、ヤップに受け継がれてきた文化を見ることができます。ローカルフードを試食することもできました。(写真右下)

青い海や美しい自然だけではなく、今も大切に守られている伝統文化そのものが、ヤップの大きな魅力です。

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