JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ便り

PCインストラクター/アマジク語(Tamazight、ティフィナグ(Tifinagh)文字)を勉強してきた!

みなさん、アズール!モロッコのセフロで活動しているPCインストラクターのえんめいです。

モロッコで生活していると、街中の看板や行政機関の建物の壁に、丸や四角、クロスなどが組み合わされた「まるで暗号や幾何学模様のような不思議な記号」が書かれているのを目にします。これが、北アフリカの先住民であるアマジグ(ベルベル)の人々が古くから受け継いできた「ティフィナグ文字」です。

私の任地セフロもアマジグ文化が深く根付く街です。日常会話の中に聞こえる言葉の響きや独特の文字に触れるうち、「彼らのルーツや文化を、もっと深く知りたい!」という強い思いが芽生えました。

そこで、現地の語学学校に通い、計15時間のアマジグ語とティフィナグ文字の集中レッスンを受けることにしました。

授業の中で文法や発音より、真っ先に先生が教えてくれた「アマジグ」という言葉の本来の意味です。現地語で「自由な人」を意味する彼らは、何よりも自分たちの「人(ⴰⴼⴳⴰⵏ / アフガン)」「土地(ⴰⴽⴰⵍ / アカル)」「言語(ⴰⵡⴰⵍ / アワル)」の3つを誇りとして大切に生きています。その誇りを知ったことで、モロッコ人の性格や習慣が腑に落ちたことがありました。

セフロの人々は散歩が大好きで、よく自然を肌で感じようとします。また、常にお互い気遣いあい、助け合いながら生活している光景をよく目にします。そうした心情の背景には、アマジグの人々が大切にしてきたものが根付いているのだなと実感しました。

15時間という限られた学習時間ではありましたが、得られたものは想像以上に大きなものでした。

活動先の同僚と、語学学校で習ったばかりの挨拶を会話に混ぜてみたりすることで、一歩も二歩もより距離が縮まったように感じました。

支援や技術の共有をする以前に、彼らの歴史や言語に敬意を払い、共に学ぼうとする姿勢そのものが、現地での信頼関係を築く一番の近道なのだと実感しています。

これからも言葉の先にある彼らの想いや文化に耳を傾けながら、セフロでの日常を大切に重ねていきたいと思います。

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