JICA海外協力隊の世界日記

ナミビア便り

日本とナミビアがつながった、教師海外研修!

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 皆さん、こんにちは!2025年度1次隊ナミビア小学校教育派遣の沢田 美百合(さわだ みゆり)です。

 2025年8月から、JICA海外協力隊としてナミビアのオマルルに来ています。

 今回は、7月末に行われた教師海外研修についてお伝えします!


日本とナミビア、お互いを想い準備した特別な一日。

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 7月30日、日本から10人の先生方がオマルル・パヘイエ小学校に来てくださいました。

 はるばる日本からいらっしゃったゲストを温かく迎えたいという気持ちから、パヘイエ小学校の子どもたちはウェルカムソングとして「与作」を日本語で歌いました。同時に、ヘレロ文化にも触れてもらいたいと、ヘレロ語の歌や行進パフォーマンスも披露しました。そのために放課後の時間を使って歌の練習をしていました。

 また、パヘイエ小学校の先生方も、日本の先生方が使われるスタッフルームを美しく飾り付けたり、テーブルクロスにアイロンをかけたりしていました。「Miyu, 日本の先生方はいつ来るんだっけ?」といろんな先生が聞いてくれて、「730日だよ」と言うと、「じゃあそれまでに子どもたちに歌を練習させなきゃ」とか「学校をきれいにしておかないとね!」と言っていました。

 この日のために準備をしてくださったのは、ナミビアの皆さんだけではありません。日本の先生方も、ナミビアの子どもたちが楽しい時間を過ごせるように、素敵な授業を準備してくださいました。さらに、日本文化交流の中で使われたこまや折り紙などのおもちゃは、日本の子どもたちが作ってくれました。そのおかげで、ナミビアの子どもたちは日本の先生方とともにかけがえのない時間を過ごすことができました。子どもたちのはじける笑顔に私もとっても嬉しくなりました。

 翌日、ナミビアの子どもたちと、日本の先生方に「ありがとう」を伝える手紙を書く授業をしました。手紙の中で子どもたちは「だるまさんがころんだがとても楽しかった!」「一生忘れられない思い出になりました」「いつか私も日本に行きたいです」など、黙々と書いていて、その姿から本当にしあわせな時間を過ごしたのだと改めて感じました。また、子どもたちから「ありがとうって日本語で書きたい!」「しあわせならてをたたこうってどう書くの?」と聞いてくれて、ひらがなで書くことにも挑戦。「日本語で書きたい」と思ってくれたことが嬉しかったです。

 たった一日の出来事だったのだろうかと思うくらい、私はこの教師海外研修を通して多くのことを学びましたし、言葉では表せないくらい心が温かくなって、自分自身の活動ももっと頑張らなくては!と刺激をもらいました。

 たった一日。でもそのために日本とナミビアの皆さんがお互いを想い合ってたくさん準備してくださったから、あの時間が生まれました。こうやって想いが重なり、日本とナミビアがつながった。そんな瞬間に立ち会えたことがすごく嬉しかったし有難いことだと感じました。

 改めて、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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「しあわせ」ってなんだろう?子どもたちが教えてくれた“しあわせのカタチ”

 日本の先生方のご提案により、当日の授業の最後に「しあわせならてをたたこう」をみんなで歌うことになりました。当初は英語で歌う予定だったのですが、子どもたちが「日本語でも歌ってみたい」と言ってくれたので、日本語でも歌ってみることに。みんなすごく楽しそうに、そして上手に歌っていて、歌詞通りみんなでしあわせを共有することができました。歌い終わったあと、子どもたちが「ありがとう」や「We are happy!」とつぶやいていて胸がいっぱいになりました。

 「しあわせならてをたたこう」を歌うにあたって、子どもたちと“しあわせ”について考えました。子どもたちに「いま、しあわせ?」と聞くと、ほとんどの子が「しあわせ!」と即答。「じゃあ、どんなときにしあわせだと感じる?」と聞くと、「友達と遊んでいるとき」「ご飯を食べているとき(この答えが出たときみんな笑っていました^^)」「自分や友達の誕生日」「クリスマスやファミリーデーで家族と過ごしているとき」「学校に来て学んでいるとき」など、どんどん答えてくれました。また、「じゃあ、しあわせを感じたときはどうする?」と聞くと、「叫ぶ!」「笑う!」「ジャンプする!」「踊る!」「走り回る!」「神様に感謝する!」と、思い思いの表現方法が飛び出してきました。

 私は日本の子どもたちに同じような質問をしたことはないのですが、こんなにしあわせを実感して、全身で表現している子って多くないのではないか…と考えました。私自身、「いま、しあわせだ」と感じて、それに気付いて、表現するってそんなにしていないなぁと思います。たしかに、ナミビアの子どもたちは、算数の授業で1問でも正解すると天を仰いで「Yes!!!」と言ったり、授業中でも足を踏み鳴らしたりして喜んでいます。

 しあわせになれるかどうかは、いま自分がもっているしあわせにちゃんと気付き、それを表現するかどうかなんじゃないか。そのためには「いま、ここ」を大切にして、一瞬一瞬を逃さないこと。そのとき感じたしあわせを思いっきり、抱きしめて、かみしめて、あらんかぎり生きること。ナミビアの子どもたちから“しあわせ”についてたくさんのことを教えてもらいました。

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