2026/11/06 Fri
活動
高齢者介護(理学療法士)/Stay Healthy! いつまでもお元気で!

活動先であるパラオ国立病院内のトランジションファシリティの前は美しい海です。
1.自己紹介と配属先紹介
Alii (アリー/こんにちは)シニア隊員の柳根建博です。
協力隊参加前の日本では、理学療法士として集中的なリハビリテーションを行う回復期病棟や退院後の在宅生活を支援する訪問看護ステーション等で勤務していました。専門は「地域理学療法」「地域リハビリテーション」です。還暦を迎え業務の責任も軽くなり、家庭では子供達も大きくなって手がかからなくなったため、かすかに目標にしていた海外協力隊の参加がやや現実的に思えてくるようになりました。自分の経験がより必要とされているような開発途上国で、少しでもお役に立つことができるのであれば、これ程うれしい事はないのではないかと思い、家族にも相談してチャレンジすることに決めました。今は、チャレンジして本当に良かったと思います。
私は理学療法士ですが、パラオには「高齢者介護」という職種で配属されました。実際は介護をしているわけではなく、自分の専門性を生かせるような、理学療法やリハビリテーションの視点から高齢者の自立支援を行っています。

写真は私のオフィスです。配属先は看板にありますように「Bureau of Human Services(福祉局)」です。「Ministry of Health & Human Service(保健福祉省)」内の組織です。この福祉局内には、「Division of Community Support(地域支援課)」、「Division of Aging(高齢者福祉課)」、「Division of Family Services(家族福祉課)」、「Office of Persons with Disabilities(障害者支援室)」の4つの部署があります。あと24時間体制の犯罪被害者ホットラインもあります。スタッフは約30人。
その他に配属先が運営している施設として、Senior Citizen Center(高齢者センター)、Ormuul Gift Shop(ギフト店)、とBelau National Hospital(パラオ国立病院)内にある、Transition Facility(在宅復帰移行支援施設、以下TF)があります。

活動先であるパラオ国立病院内のTF(トランジションファシリティ)
2.活動現場TF(トランジションファシリティ)の紹介
私の要請されていた活動は、国立ベラウ病院内に新しく設置されたTFの管理運営の補助をしていくというものでした。 しかし、TFの管理運営は順調な状況でしたので、配属先上司と相談し今後の活動として、TFに入所している利用者の理学療法と介護職員の教育やアドバイスを行う事になりました。

上段左は病院看板、中央は保健福祉省大臣(副大統領兼任)と介護職員と私、右は利用者の歩行練習 下段左は座位バランスの練習、その右隣の2枚は介護職員向けに研修会をした時の集合写真。
シニアシチズンセンター入り口看板
3.活動現場SCC(シニアシチズンセンター)の紹介
TFの活動に加えてシニアシチズンセンター(高齢者センター、以下SCC)での活動も行っています。SCCは日本のデイサービスセンターのような施設ですが、主に送迎と昼食のサービスが提供されています。
利用者は60~90代の高齢者の方々で、女性が9割です。大きな特徴は、80~90代の方々は日本がパラオを統治していた時代(1914~1945年)を幼少期に経験されているため、日本文化の影響を強く受けている事です。日本語を上手に話せる方がいたり、童謡が歌えたり、花札を楽しんだりしています。親や親せきが日本人である方も多いです。その名残で現在のパラオでも多くの日本語が使用されています。そのような背景から、歴史的にも貴重な高齢者の方々がおられ、歴史研究者やマスコミ関係者、日本からの旅行者などが、取材等でこの施設をよく訪ねてこられます。
また、不定期に様々なボランティアが来て歌や体操などを行っています。 毎日利用者はおしゃべりや花札、昼食を楽しんでいます。
上段左はSCCの外観、中央はシニアシチズンディー(高齢者の日)の記念撮影、右と下段の左、中央は体操風景、下段右は利用者とのおしゃべり風景
SCCでの私の活動は、利用者とのおしゃべりやストレッチ、軽い筋力トレーニング、転倒予防、姿勢の改善、認知症予防体操、嚥下体操、ラジオ体操、ケアプラン作成、体力測定などを行っています。これらの活動を始めてから、利用者の体力や歩行能力などが少しずつ向上しており、私としてもうれしい限りです。これらのエクササイズを利用者の多くがとても楽しみにしてくれていると聞き、少しでも利用者の方々のお役に立てていることに、とても充実感を感じています。

SCCの利用者との個別記念撮影
TFとSCCの利用者の皆さんがずっと元気で健康でいて欲しいというのが、私の願いであり、活動の大きな目標でもあります!
I hope you all stay healthy! / Di melemolem el mesisiichi! (ディ メレモレム メシーシ/ いつまでも元気で)

いつもお世話になっているスタッフのみなさんにも感謝!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Sulang!(スーラン/ありがとう)
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