2026/10/22 Thu
活動
フィリピンの「いちご首都」にようこそ!農業系隊員が現地視察

フィリピン・コミュニティ開発隊員のドゥーモンです。
ルソン島ラ・ウニオン州サンフェルナンド市の非政府組織(NGO)で、
農家らの組織化支援などに取り組んでいます。
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バナナなどのトロピカルフルーツの印象が強いフィリピンですが、
実はルソン島北部のベンゲット州ラ・トリニダッドは、
全国有数のイチゴの産地として知られています。
「ストロベリーキャピタル」というかわいらしい愛称で呼ばれるほど、
イチゴや野菜の栽培が盛んな地域です。
そんな農業の現場を見学しようと、
農業系隊員3人が10月5~7日に現地視察を行いました。

フィリピンの避暑地として知られるバギオ市に隣接するラ・トリニダッドは、
標高1,000メートルを超える山間の盆地に位置しています。
年間平均気温は約20度と、比較的涼しく過ごしやすい気候が特徴です。
今回の視察では、
ラ・トリニダッドの農業をさまざまな形で支えるベンゲット州立大学(BSU)を中心に訪問しました。
同大によると、1916年に開校した農業学校を前身とし、
現在では農学部のほか、工学部や教員養成課程などを擁する総合大学へと発展しています。
3つのキャンパスに1万人以上の学生が通っています。
実は、BSUは
果樹栽培隊員の「おとごん(サントル)」さんの配属先でもあります。


BSUでは、「おとごん(サントル)」さんが活動する果樹栽培エリアや有機農業の研究施設、
ヤムイモの噴霧水耕栽培などを視察しました。
特に興味深かったのは、
大学の敷地の一部を農家に安価で貸し出し、
そこで収穫された作物を学内の直売施設で販売する仕組みです。
商品棚には、新鮮なレタスなどの葉物野菜が並んでいました。

もちろん、イチゴ畑も見学させてもらいました。
ラ・トリニダッドではイチゴ狩りが人気の観光資源となっており、
12月から4月にかけて多くの観光客が訪れます。
実は、戦後、この地域に移り住んだ日本人によってイチゴ栽培が広まった経緯があり、
農家の中には日本で研修を受けた人もいるそうです。
残念ながら、訪問した10月上旬はイチゴの収穫時期ではありませんでしたが、
農家のみなさんは、日本の技術を取り入れたという高設ベンチに土を入れるなど、
次のシーズンに向けた準備に励んでいました。
このほか、今回の視察では、
ベンゲット州で野菜農家を営む日本人の農園も訪問しました。
いずれの訪問先でも、高地ならではの気候を生かした作物が栽培されており、
低地とは異なるフィリピン農業の一面を学ぶことができました。
今度はぜひ、イチゴのシーズンにも訪れてみたいです。
【ドゥーモン/コミュニティ開発】
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