JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

Ozzie Note 32 CPAアプローチ

こんにちは、2024年度2次隊の尾﨑です。

今回は先生向けに行った算数指導のワークショップについて紹介します。巡回している学校の1つが1日学校をお休みにして先生向けの研修日を作ってくれました。普段研修のためにこれだけ時間が取れることはあまりないので、JICA支所の調整員の方々にも見にきていただきました。

セントルシアではCPAアプローチという算数数学の学習方法を示す言葉が先生たちの間で浸透しています。これはPISA世界1の数学力をもつシンガポールの授業形式から来ています。これを授業でより効果的に取り入れてもらうための研修を行いました。

実はこの教授法は自分もセントルシアに来るまで知らなくて、この1年で活動しながら先生たちの授業を見て何をしようとしているか、学んで広めようとしています。

1. C:Concrete(具体)  教材に触って感覚を掴む

2. P:Pictorial(図・絵) ノートなどに図示して理解

3. A:Abstract(抽象)  数字と記号で式にする

自分は今このCPAの3段階を実践した各単元ごとの指導例を動画にしてYoutubeを通して先生たちに見てもらっています。今回はその動画を見せながら事例紹介した後に、先生たちで教材を使った指導案を作ってもらいデモンストレーションしてもらいました。

また同じ単元でCPAアプローチを使う場合と使わない場合の事例を提示して、どんな効果が期待できるかディスカッションも行いました。「この教材こんな使い方あるんだ」「導入でこのゲームしたら楽しいね」「日本ではこの単元どう教えるんだ」色々な声が聞こえます。

算数が苦手な子が多いのはセントルシアも日本も同じです。理由は何をしているかイメージしづらい、式の意味がわからないなど。身の回りの算数見つけや、教材を自分で動かして理解することは日本の学校でも自然に行われていますが、そのアイデアにセントルシアの先生たちは興味を持ってくれています。

1年経って先生や同僚との人間関係も深まってきて、活動しやすくなってきた気がします。自分の語彙力では伝えきれない部分も多いですが、見せて、体験して理解してもらい少しでも役に立っていればいいなぁと思います。いつもサポートしてくれる現地の皆さんに感謝です!

ちなみに今回のプレゼンの作成では台湾ボランティアの友人に協力してもらいました。AIを活用した業務改善を専門としている方で、休日に一緒に作業しながらAI活用したプレゼン制作の仕方を教えてもらいました。良い仲間との出会いもセントルシアの活動に生きています。

以下、研修で使用した動画資料です。教育事務所でCPAモデルの動画作成中です。https://www.youtube.com/@district1-office

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