JICA海外協力隊の世界日記

サモア便り

母を想う心

Malo!

2025年度1次隊家政・生活改善で活動中のユッコです。

最近は手縫いでの活動を進めています。最初の頃は細かい作業が得意な子と苦手な子とで大きな差があり、一緒に作業する上で困ることも多くありました。作りたいと思っていたものに時間がかかりすぎてしまったり、縫いの荒さが目立ちきれいに完成しなかったりと思うように進められずどう進めるべきか困っていました。しかし、最近細かい作業が苦手と思っていた子の本返し縫いがすごくきれいになっていることに気がつきました。IMG_2859.JPEG

私自身も手縫いは苦手で自分で満足する出来になるまで時間がかかったことを思い出しました。毎日繰り返すことで指先の器用さを向上させることができたのではないかと思います。

あと一年と少し、うまくいくことばかりではないと思いますが子どもたちが楽しく、裁縫やお菓子作りに自信が持てるような指導をしていきたいです。

さて、5月10日はサモアの母の日でした。翌日の月曜日が祝日でお休みになります。

サモアは日本と比べると祝日が少なく、その中でもキリスト教に関する祝日がほとんどです。

日本にも母の日、父の日はありますが、家族を大切にするサモアでは母の日、父の日は祝日になるほど大事な日なんだと驚きました。

私が活動しているサモアビクティムサポートグループのシェルターでは、子どもたちが女性職員やボランティアに母の日のプログラムを披露してくれました。時間を作ってみんなで練習していたようでした。実際の母の日ではなく、その前の週に行われました。

小さい子から大きい子までサモア語で母を意味するTināの曲に載せてダンスを踊ったり、劇をしたり、配属されたころはやっと歩いていたような子が少しだけでも踊っている様子に子どもの成長の早さを感じました。

特に印象的だったのは一番年上の女の子のグループ。踊りながら泣き出した子がいたと思うと気付くと多くの子が泣いていました。子どもたちが日々何を思い、考えるのか私にはわかりませんが勝手に自分のお母さんのことを思っているのではないかなと思いました。日本では虐待というと父親や母親からというイメージを持ちますが、サモアの家族は広く、親戚の家で生活する人もいます。甘えたくても甘えられる存在がいない中、女の子たちは年長者として頑張っているのではないかなと思いました。

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このプログラムの準備を始め、シェルターでの子どもたちのお世話の多くの部分を寮母さんが担っており、その苦労には頭が上がりません。

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母の日から少しして、過去のサモア隊員の方が書いた「6色クレヨンの島 サモアの蚊日記」という本を読む機会がありました。

私はサモアに1年近く住んでいてもまだまだ知らないことばかりで、この本を読んでサモアには私の知らない魅力がもっとある!と思えました。

この本の中にスイートポテトをブレッドフルーツで作ったという内容があります。それを見て、作ってみたいと思い、近所の人にブレッドフルーツを持っていたら分けてほしいとお願いし、皮をむいた状態でいただきました!

ブレッドフルーツはあくが強いと本に書いてあったので、茹でてからつぶし、バターと砂糖、牛乳を混ぜ、成形して卵黄を塗りオーブンで焼き色がつくまで焼けば完成です。

焼きたてがおいしいと思います。ちょうど大家さんが家に来ていたのでいくつか渡したところ娘さんと旦那さんに好評だったとのことでした。

半分は小さく分けてラップに包んで冷凍しました。後日春巻きの皮で包んでオーブンで焼き、ブレッドフルーツをくれた人に差し上げました。喜んでもらえてよかったです。

よく、さつまいもの季節に母がさつまいもを春巻きの皮で包んで揚げてくれたことを思い出しました。

私はあまり家族に相談したり話をしたりしません。サモアの人からするとびっくりするだろうなと思います。サモアの人が家族を大切にするのをみて私ももっと身近な人を大切にしていきたいなと思いました。

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