JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

現地の人と創るアップサイクリング

市役所/環境衛生課配属の環境教育隊員です。

ソロモン諸島国立大学 観光学部で取り組んでいる廃棄物管理プロジェクトの中で、サステナブルツーリズムと絡めたアップサイクリングの講義を行いました。

廃棄物管理プロジェクトを進める中で、ごみ箱の数が足りなかったり、分別がなかなか習慣化されなかったりというところで、学部の先生と相談した結果「せっかくなら学生と一緒にごみ箱を作って、分別のモニタリングまでしてみよう!」ということになりました。

そもそも今回のアイデアは、現地の方から教わったペットボトルで作るごみ箱が基になっています。観光学部の先生と一緒に現地の方を訪ね、作り方を伝授してもらいました。10月阿部画像3.jpg

今回は、Sustainable Tourism (持続可能な観光業)というクラスにお邪魔しました。まずは レクチャーの中で廃棄物管理やアップサイクリングについて説明をしました。「アップサイクリング・リサイクル・リユースの違いは?」「観光業におけるアップサイクリングの可能性は?」と学生と一緒に考えながら講義を進めました。

そしてごみ箱の基本的な作成方法を共有し、学生をグループに分けて担当エリアごとに設置するごみ箱のデザインを考えてもらいました。

今回はペットボトルを使ったごみ箱を想定していましたが、学生からはペットボトルだけではなくアルミ缶を使ったデザインもでてきました。
10月阿部画像4.jpg

最初に現地の方に学んだ時からですが、学生がデザイン・制作に取り組むところに参加させてもらうと、「こういうやり方があるのか!」「ああこうすればよかったんだ!」と環境教育隊員として伝える側で活動しているはずが、気づけば私が多くのことを学ばせてもらっています。いろんなものを自然から造り出すソロモンの人々の知識やスキルを見ることができて、とても楽しい時間でした。

使う人にとって分別がわかりやすくなるように、と、カラーコーディングやラベリングも取り入れてくれていて、とても素敵なごみ箱が出来上がりました。

完成したごみ箱は実際に学内に設置し、学内の廃棄物管理について、分別やごみの量などをモニタリングしてもらいます。

最終的には、グループごとにプレゼンテーションをお願いし、作成したごみ箱の説明・モニタリングからの発見・サステナブルツーリズムとしての可能性等について共有をしてもらう予定です。市役所の廃棄物管理部と観光局の人にも参加をしてもらい、それぞれの観点からフィードバックをもらえればなと思っています。多角的な視点で自分たちのアイデアやアップサイクリング・廃棄物管理をみることで、学生の理解を深め、主体的な行動につなげていきたいです。

今回のようなプログラムが、1人でも多くの人の”ごみ” ”環境” ”観光”を考えるきっかけになればうれしいです。

これからも現地の人と一緒にソロモン諸島の環境を考え、行動を起こしていきたいなと思います。

25年1次隊 環境教育隊員
10月阿部画像6.jpg

SHARE

前 最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ