2026/04/22 Wed
大学 日本語教育
【特別編】タイの大学生との交流
職 種:日本語教育
配属先:ルーイ・ラーチャパット大学
名 前:A Saito
4月、日本では桜の季節ですが、タイでは黄色いドーククーン(ดอกคูณ)の花がきれいに咲き、毎日セミの声を聞いて過ごしています。というのも、今は“夏“ 配属先の大学も春休みならぬ「夏休み」です。本校では約3カ月あります。学生によっては短期語学留学に行きますが、ほとんどの学生は実家に帰省して過ごすようです。
私の配属先は、「地域の総合大学」と言われており、高等教育機関として地域に根ざし、学問と人材育成に取り組んでいます。学生は県内出身者が多く、通学はほとんどがバイクです。全5学部あり、教育学部以外は入試も無く希望者は入学できます。大学は各専門分野の教授や講師がいることから、地域の発展、活性化や教育の充実のために授業以外にも学外で活動を行っています。例えば、外国語が専門の方は観光のための英語を地域住民に教えに行ったり、学生も専攻分野を活かして、小・中・高校へゲームを通じた活動をしに行ったりしています。
私は“日本語教育”隊員としてタイへ赴任しました。
日本語を学んでいる人は海外に4,000,750人います(2024年度)が、タイはどれくらいの人が日本語を学んでいるのでしょうか??
学習者は、194,366人、世界で5番目に学習人口が多い国です。[国際交流基金 “PRESS RELEASE 2024年度 海外日本語教育機関調査”、国際交流基金、2025年9月4日 2025-031.pdf(参照2026年4月3日)]
タイでは中高校から日本語学科を置いている学校がありますが、配属先周辺にはそのような高校はほとんどないため、中国語や英語を学んできた学生が多く、最近ではK-popやドラマの影響から韓国語に興味を持つ大学生が多いです。しかし、学生たちの中には日本のアニメや漫画が大好き!旅行に行きたい。ということから日本語に興味を持ち、独学で日本語を勉強している学生もいます。
また町なかでも、日本へ旅行に行ったことがある人、親戚が日本で暮らしている、昔働きに行ったことがある、といったエピソードを話してくれる町の方によくお会いし、親日の国だなということを感じます。
先日、一部の学生たちから「せんせい、にほんりょうり たべたいです。つくって!」とリクエストがあり、一緒に作ってみました。メニューは、「手打ちうどん」「豚の生姜焼き」「あずきと白玉団子」材料は、スーパーで買うことができましたが、日本の調味料を知らない学生たちは興味津々で、「これはなに?」「何で作られてる?」「味は?」といって、ラベルを見たり、試食したり、、、一番いいリアクションは“みりん”でした。
料理を作るのにも一つ一つ道具を洗って使う、軽量して作る、油の量、味つけ(最初の味付けでは「うすい・・・」といわれ、濃く味付け直しました)、盛り付け方、「いただきます」「ごちそうさま」、残さず食べる等々、その工程にも”異文化”体験があったのではないかと思います。
私にとってもタイの人との交流はとても貴重な時間です。外国人が少なく、接する機会があまりない地域において隊員が活動を通じて交流することで、学生たちはアニメやSNSからの情報だけでない、“日本”を知ることができると思います。こうしたことから、言葉や異文化への興味、自文化理解につながれば嬉しいなと思う日でした。


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