JICA海外協力隊の世界日記

タイ便り

【特別編】32年間の会社員生活を終えて、次に僕が選んだ場所はタイ・アユタヤでした

◾️職 種:マーケティング

◾️配属先:ラチャマンガラ工科大学スワンナブーム校 ワスクリキャンパス BA&IT学部

◾️名 前:堀井

アユタヤの大学で活動している 堀井です。

長年、会社員として仕事をしてきましたが、50代半ばになり「これからの人生をどう過ごそうか」と考えたとき、まだ経験したことのないことに挑戦してみたいと思うようになりました。

そして現在、私はJICA海外協力隊として、タイのアユタヤで暮らしています。

活動先は、ラチャマンガラ工科大学スワンナプーム校、ワスクリ・キャンパス。大学の学生たちに、これまで日本企業で経験してきたマーケティングやビジネスについて伝える活動をしています。

会社員時代は、商品企画やマーケティング、海外事業などに携わってきました。

その経験をタイの学生に伝えることになるとは、当時は想像もしていませんでした。

ゼミや学生との交流では、日本とタイの企業文化の違いについて話すこともあります。

私自身が日本企業で働いてきた経験から、日本では相手との関係を大切にしながら、時間をかけて合意形成する場面が多いと感じてきました。一方、タイの学生と話していると、日本とは違った考え方や感覚に気づかされることがあります。

「教える」というより、学生との会話を通して、私自身が学ぶことの方が多いのかもしれません。

そして、アユタヤでの生活も、これまでの日本での生活とは大きく違います。

世界遺産の街で暮らし、ローカルな市場で買い物をし、屋台でタイ料理を食べる。

観光で訪れるアユタヤとは違い、ここで暮らしていると、世界遺産が少しずつ「日常の風景」になっていきます。

もちろん、言葉や文化の違いに戸惑うこともあります。特にタイ語は、まだまだ勉強中です。

それでも、学生や周りのタイの人たちと少しずつコミュニケーションが取れるようになると、それだけで嬉しくなります。

32年間の会社員生活を終え、55歳で始めたJICA海外協力隊。

日本で仕事をしていた頃とは、時間の流れも、人との付き合い方も、仕事に対する考え方も違います。

でも、これまで積み重ねてきた会社員としての経験が、ここで誰かの役に立つことがある。

そして同時に、タイでの生活を通して、自分自身も新しいことを学んでいる。

32年間の会社員生活の先に、まさか自分がアユタヤで大学生たちと過ごしているとは、当時の僕には想像できませんでした。

残りの任期も、学生たちとの出会いを大切にしながら、アユタヤでしかできない経験を楽しんでいきたいと思います。

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