JICA海外協力隊の世界日記

ベトナム便り

♯43 カバン販売

Xin chào mọi người!!!(皆さん、こんにちは!)

ベトナムの林です。

 私の活動先では、子どもと先生で協働してカバンを製作していますが(参照:♯23 配属先の様子③)、今回はそのカバンの販売についてご紹介したいと思います。

【カバン販売のための課題】

配属先では、プラスチック素材でできたもの(日本では「PPバンド」と呼ばれています。)を編み込んでカゴ状のカバンを作成しています。このカバンは、ベトナムの市場・お土産屋さんでよく見かけ、相場は大きさ・柄などにもよりますが約8~30万ドン(約480~1800 円)程度で、とても安価で質の良いもの(内ポケットが付いている、内側に荷物が出ないように袋が縫い付けてあるなど)が手に入ります。

一方、施設で製作しているカバンは11つ手作りで、業者ほど大量の材料を仕入れることができないため、販売価格を約15~35万ドン(約900~2100円)程度と、一般的な価格より少し高く、既製品と比較すると耐久性は少し劣ります。ですが、1つ1つ手作りかつ、金額の一部が社会貢献(職業訓練のための資金)になるため、そのような付加価値を付けて、販売しています。

 しかし、私の配属先が営利目的の施設ではないため、販売するにあたって必要なVATValue Added Tax:付加価値税)が発行できないという問題がありました。直接販売であればVAT発行は必要ありませんが、お店にカバンを卸して販売する場合は一般的にVAT発行が必要となるため、一般的なお店に卸すことが難しいです。

(写真:作成した活動先紹介のPOP

【カバン販売のためのアクション】

 知り合いが配属先に見学に来た際、カバンの販売を提案して下さり、お土産屋さんとカフェを経営する日本人オーナーの方をご紹介して下さいました。そのお土産屋さんで販売したかったのですが、私は今まで物を売った経験がなく、上記のような知識がなかったため、お土産屋さんに置いてもらうことは叶いませんでした。

 しかし、オーナーが活動に興味・関心を持って下さり、お土産屋さんでの販売ではなく、カフェで行うフリーマーケットで売ることを提案して下さいました。その提案を受け、9月に初めてフリーマーケットで販売することができ、それ以降もフリーマーケットがある際は、ご厚意で毎回置かせて頂いています。

 その一歩があったおかげで、昨年は思いつかなかった隊員総会での販売も行ったり(参照:♯34隊員総会)、カフェにて日本人を対象にしたカゴ作りのワークショップも行うことができました。このような機会を通じて、これまで活動に賛同して下さった多くの日本人・ベトナム人の方々が購入して下さいました。

お土産屋さんでは、ベトナムに53いる少数民族の方々が製作している商品など、商品購入によってベトナムで行われている様々な活動を支援できるものがたくさんありますので、ダナンに来た際は、ぜひお立ち寄りください。

(写真:フリーマーケットでの販売スペース)

Tropical Souvenir (KaHoLi store)

Tropical Coffee

住所:01 Tạ Mỹ Duật, An Hải, Sơn Trà, Đà Nẵng

1階がカフェ、2階にお土産屋さんがあります。

皆様いかがでしたでしょうか?

隊員は要請内容(配属先がボランティアに求める活動内容)に基づき活動を行います。このカバン販売は、要請内容にはなく私自身このカバン製作に携わっていなかったため、始めはカバン製作に関して自分にできることはない、自分に関係ないことだからと思っていました。しかし、要請内容以外にも「自分にできることは何か」を考え、広い視野で自分にできることを探すことも時に必要になる、要請内容以外でも活動で貢献できることがあると実感した経験でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 Hẹn gặp lại nhé!!!(またお会いましょう!)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ