2019/04/05 Fri
小さなモンゴル生活の歌(中編)
こんにちは!
今回はモンゴル生活の振り返り、中編をお届けします。
私は2018年8月15日任地である、セレンゲ県スフバートル市にやってきました。任地に到着してから1週間ほどは、生活に必要な備品をそろえたり、家の近くに何があるのかを紹介してもらったり、職場に挨拶に行ったりと様々な準備をし、その翌週から、最初の巡回先のスフバートル市第1学校で活動を始めました。
その頃、この学校は2018年で創立80周年を迎え、9月末に式典を控えており、式典では様々な催し物が予定されていて、その中のひとつであるコンサートに私も参加することになりました。そのため、活動の最初の1ヶ月間は、合唱指導補助として生徒たちに発声練習を教えたり、ピアノ伴奏をしたりと、コンサートの準備に追われました。
スフバートル市第1学校80周年記念式典
9月21日、本番当日は第1学校の生徒たち、現在働いているすべての教職員、今まで1番学校で働いたことのあるOBOGの先生など、たくさんの人が出演しました。内容は、モンゴル舞踊、モンゴルの伝統楽器による合奏、合唱、バンド演奏など、プログラムはすごく盛りだくさん。私自身も出演者として、モンゴル語の歌詞を覚え合唱し、合奏の中では、サクソフォン、ギター、タンバリンを演奏しました。モンゴルではサクソフォンを演奏する人がすごく少ないので、子どもも大人も初めて聴く楽器の音にとても関心をもち、喜んで聴いてくれました。式典には、セレンゲ県内からたくさんのお客さんが来てくださり、テレビでも放映され、大成功に終わりました。
準備の期間は、通常の仕事を終えた後17時頃から毎日練習があり、遅いときには21時半近くまでかかることもあり、毎日大変でした。しかし、この練習期間があったおかげで、生徒や先生の輪の中に自然と入っていくことができましたし、馬頭琴やヨーチンと呼ばれる弦楽器などの伝統楽器と一緒に合奏するという貴重な経験ができてとてもうれしかったです。この式典以来、町を歩くと、「あのサクソフォンを演奏していた日本人だよね?」と知らない人にたくさん声をかけられ、この町で少しだけ有名人になりました!
中編はここまで!次回は式典終了以降の第1学校での活動についてお話します。
それでは!
Дараа нь уулзъя.
(ダラー オールツィー:また会いましょう/またね)




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