2017/09/26 Tue
活動
大草原の国!モンゴルのテニス事情とは!?
みなさんこんにちは!
現在私は、モンゴルテニス協会に所属し、ウランバートル市内にある国立公園でテニスを指導しています。
ウランバートルのテニス人口は約140人。
その内、私の生徒は計20名ほどの6歳から12歳までの子供たち。
私が来る3ヶ月前に開講されたテニス教室なので、ほとんどが初心者です。
上の写真は、6〜8歳の午後のクラス。
みんなとても活発です!!
■テニスコートが結構ある!!
ウランバートル市内にはテニス施設が10箇所もあります。
意外と多いですよね??
しかしその内の6か所が野外のコート。
10月頃から4月頃まで、気温が氷点下になるモンゴルでは、その期間野外コートは使えません。
せっかくテニスを始めても、冬になるとテニスから離れてしまうという人も結構います。
私のテニス教室では、冬になると学校の体育館を借ります。
しかし、テニス用に作られた体育館ではないので、テニスをするにはかなり狭く、ラケットで壁を打って
しまうということが多々あります・・・。
また、体育館のレンタル料は高く、
一時間50,000MNT〜100,000MNT(約2,500円〜5,000円)ほどします。
資金が限られているので、一日4時間の練習が限界です。。
■え、テニスショップ一軒もないの?
そうです。モンゴルにはテニスの専門店が一軒もありません。
もしかしたらないかも〜と思っていたものの、
やはり驚きました。
“それじゃあどこでテニス道具を手に入れているの?”
海外で購入することが多いです。
特に中国へはビザが不要なので、車でスイスーーイと行って購入しています。
また、市場でたま〜に売られている中古品を買ったり、国際テニス連盟からの寄贈品を使っています。
中古品のほとんどが、「これいつのラケットだ!?」という感じです。
1980〜90年代に発売された重ーいラケットを使っています。
テニスボールは、大きなショッピングモールで見かけます。
正規品の取り扱いがあるところもあれば、中国から輸入をしている見たこともないブランドのものもあります。
わたしの教室では、
国際テニス連盟からの寄贈ボールを使用しています。
しかし、数に限りがあり、人数に対してのボール数がかなり少ないです。
テニスボールは空気がすぐに抜けるため、日本では3、4回使うと捨ててしまいますが、
モンゴルのテニス教室では空気が抜けてもバウンドする以上使い続けます。
こんな感じ。
日本にいた頃は、この状態になるまでボールを使ったことがなかったので
カルチャーショック。
環境が整わない中での技術向上の指導は、とても難しいと感じていますが
今ある環境の中で、考え、工夫していくことで、モンゴルテニスの発展に繋がると考えています。
そ、し、て!
現在は冬から活動を行える体育館を探し中。
見つからなければ
来年の夏までテニス教室ができないかもしれません。。。
次回のブログまでには、良い報告ができるように頑張りたいと思います。
では!
今回の記事はこのへんで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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