2015/08/16 Sun
エクアドルの水事情・・その7
一般家庭への給水口径は、日本だと13とか⒛㎜ですが、キト市は15㎜です。現在使ってる小型のメーターはブラジル製。
おおむね大きさや形は日本のと変わりませんが、ブラジルの製造会社の話によると、サンパウロの水道メーターは5年で交換するそうです。だから、少し小ぶりです。
キトの水道水は鉱物(マンガン、鉄分等)の含有量が多いようで、これがメーター内に付着します。
付着物は、メーターの誤作動の原因となります。
長年使い込んだ?メーターは・・・もう動かないのもあります。
回収したメーターは整理して一定期間保管しますが、倉庫はメーターからの鉄や砂や、何かのホコリで大変です。
ですので・・・鉱物が付着しにくい、新しいメーターを検討中です。
見込みのありそうな製品・・ブラジルの他製品とか中国製品とか・・を、まとめて入荷、検査し、誤作動する率を調べたりもしています。
(写真は、止水栓交換に行った現場で。手前は指示書。ちなみに止水栓、メーターの後ろに付いてるので・・建物ごと断水しないと交換は無理ですね。凍結の心配がないので、むき出しの配管が多いです。最初は違和感があったのですが、日本も南にウンと下ると、同じような配管のようです。)
日本ですと日本水道協会が水道機器の検査して認定した製品を使いますので、各水道事業体(水道局)は、たいていのの水道機器や製品を検査や認定したりしません。 エクアドルには、水道協会・・そういった機構はありません。 ですので、新しい製品・・例えば止水栓とかの検査も、検査施設でヤッたりもします。先日は日本の製品を検査してました。不合格だったようですが・・・ (写真は老人ホームへの給水管の引き込み替え工事の風景です。)
エクアドルの水道機器は、見る限り日本の流行よりは遅れています。
便器、配管などは自国産もありますが、コロンビアやブラジル、アメリカ、メキシコ製・・等々も。
しかしキトの新市街に行けば、日本製品も売っていまして、ショールームもあります。
かなり高額になると思いますが、キト市でも東部の温暖な地区には、プール付き、テニスコート付き、高級外車がズラリと並んだ豪邸もありますので、そういう家には、日本の最新型も設置されているのかも知れません。全体から見れば、ホンの一部でしょうが・・・
(写真はキト市の旧市街地。世界遺産です。)
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