JICA海外協力隊の世界日記

Thank you ケニア♪

自然の植物から作られたお薬

皆さんこんにちは!

今日は、自然の植物を使ったお薬についてのお話をご紹介します♪

ある日同僚が、植物を使ったお薬を買いに行くというので

同行させてもらいました。

私の配属先から歩いて30分程度の場所。

看板もなく一般のお宅でした。

お庭では、森の中から採ってきたという薬草の葉っぱをもぎ取る作業中。

そちらにいたのがメディカルハーバリストのセオデラさんと娘さんのローズさん。

メディカルハーブとは、薬草・香草(ハーブ)などの植物の力で

疾患や症状を改善する自然療法のことを言います。

メディカルハーバリストとは、メディカルハーブの専門的な知識を持ち

ハーブを調合したり患者さんに処方する人のことを言います。

セオデラさんに失礼ながら年齢を尋ねると

90歳は超えているよ、多分96か97歳かな~、との回答!

(ケニアでは年齢が曖昧なことが多々あります)

ケニアの平均寿命は60歳代なので長寿ですね!!

メディカルハーブは学校に行って習ったわけではなく

ご両親から教わったとのこと。

セオデラさんが若い頃の人々は、何か健康に不調があると

おばあちゃんやお母さんが外に行って薬草を摘んできて

薬を作って使っていたそうです!

きっと日本もそうだったんでしょうね。

しかし時代の変化とともに、ケニアの田舎街にも診療所ができ

現代の医療サービスと薬剤が処方されるようになりました。

しかし今になっても

自然のものでつくられた薬を使いたい人や

病院で手術が必要と言われたけど絶対に嫌だ!

(ケニアは注射や手術を日本人以上に怖がる印象です)

という患者さんが訪ねてくるようです。

同僚と私が話を聞いているときにも、

足の関節が痛いという高齢の方や

高血圧に悩む妊婦さんが訪ねてきていました!

対応している疾患については

ガン、糖尿病、高血圧、心疾患、関節炎、流産、排泄障害、皮膚炎、マラリアなどなど。

多くの疾患を網羅しているようです。

同僚は自分の症状を伝え、数種類のハーブが混ざったお薬をもらっていました!

写真は、同僚がもらったハーブを撮らせてもらったもの。

このハーブをお湯に溶かして飲むようです。

病院での治療やお薬だけでなく

昔から伝わる知恵と自然の恵みを使った健康法も

この地域で受け継がれていく大切なものなんだな~と温かい気持ちになりました☆

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ