JICA海外協力隊の世界日記

中国最後の協力隊

高考が終わりました

大家好!(皆さんこんにちは!)
貴州省岑巩県、日本語教育派遣の藤縄です。

卒業式が終わり、学校では高考(ガオカオ)が行われました。
高考は中国のセンター試験のようなものです。

朝、校門の前では大勢の保護者や地域企業、大手企業の社員が見守っていました。
警察官やテレビ中継関係者の姿も。
試験期間中は、交通ルールの変更もあるなど地域をあげた応援体制が敷かれています。

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▲公安による『クラクション使用禁止』のお知らせ

受験生たちは、拳を突き上げながら漢詩を吠えてから受験会場へ向かいました。
昨年に引き続き、今年の高考も感染症対策をして行われています。
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▲マスク姿で会場へ向かう受験生

3年生は、私にとって特別な思い入れがある学年です。
感染症流行による一時帰国で、授業が中断したままこの日を迎えてしまいました。

それにもかかわらず、受験生たちは
「さようなら」「いってきます」「かんばります」
と声をかけてくれたりして、うれしい気持ちになりました。

試験後の校門には、家族の姿を見つけてホッとした顔で駆け寄り抱き着く受験生の姿も。

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▲試験終了は速やかに3年生の教室の退去や片付けが始まります

ある3年生の生徒は、足元の教科書やプリント類の山を前に
「これらはすべて買いました。環境にはあまりよくないと思いますけど……。あとで回収されます」
と教えてくれました。

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▲3年生の校舎に吊るされたチマキは合格祈願の意味だそうです

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▲休み時間に1年生たちと作った招き猫。中国語では招財猫と言います。

一番上の写真は、学校から近隣の他会場へ向かうバスです。
夢の道の途中までお送りします、と書いてあります。

(貴州 日本語教育 藤縄さやか)

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