での、ベナンに生きる。(出野隊員は帰国しました)

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出野 爽香
大分県

タイプ/職種
青年海外協力隊
助産師
派遣国
アフリカ
ベナン アトランティック・リトラル県 ウィダ市パウー区
一言メッセージ
何とかしなくちゃ! と、勝手な偏見だらけで来た初めてのアフリカ… 今となっては、過酷な環境で貧しくもたくましく生きる、ベナンのママや子どもたちに日々学ばされ、励まされています。実際に生活しているからこそわかる、ベナンの『みんなで育てる子育て』の良いところ、日本人は失ってしまった?『ベナン人の尊敬すべきかわいいところ』を伝えていけたらと思っています。

 

今着ている服の原産国は?

2019.06.25

文化 生活

avɔkanfun アヴォカンフン

(現地語のフォン語で綿花という意味)

昨今のファストファッションの影響もあり、みなさんが来ている服にはMade in Chinaと書かれているものが多いのではないでしょうか?

その原材料である綿花 コットンはどこから来ていると思いますか?

実ははるか遠くの、このアフリカ。

もちろんその全てではないですが、多くの綿花がアフリカから輸入されています。

そしてその多くは中国に運ばれ加工されています。

アフリカと言えば、

アフリカンパーニュ(アフリカの伝統的な生地)!

日本にはない独特の色遣いやモチーフ、とても魅力的ですよね。

【私の集めたベナンパーニュ。隣国ガーナの布も好きですがせっかくなのでベナン独自の柄】

そんなアフリカ人にとっても、日本人にとっても、実はとっても身近な綿花。

今回はその工場を見学してきました。

なぜベナンで綿花?と思うでしょうが、なんとベナンの主要産業、輸出品のトップは綿花なのです。

今回お邪魔したのはベナンの大統領 パトリスタロンが経営する綿花工場。

このタロン大統領、ベナンでは【コットンキング(綿花王)】と形容されるほど綿花で財を成した大富豪。

アフリカにいる間に一度は見たかった場所です。

蓋を開けて見てみると、ベナンにもこんなに機械を使う工場があるんだ〜すごいな〜。

生まれて初めて綿花の山に埋もれて楽しかった!と言う小学生のような感想もありますが。

やはり、気になったのはここでの労働状況。

工場の近隣住民は一度は働いたことがあると聞きましたが、その所以は過酷な割には給料がとても安いこと。ただでさえ安く取引される綿花、上層部が搾取してしまえば労働者まで降りてくるお金はほとんど残らないのでしょう。

それでも働かないと食べていけないからここで働く。

働く場所があるだけまだましなのかもしれませんが‥

日本で安く手に入れた服も、こうして人の手を使って、国をまたいで一人一人が身を削って作られてるものなんだなと思いました。

ベナンで生活して改めて日本で手に入るもの全てが貴重品という感覚が芽生えましたが、今回また改めて、物を大切にしようと思いました。

皆さんが今着ている服も、もしかしたらベナンでとれた綿花から作られているしれませんね。

【こんな感じでトラックこぼれ落ちるほど積まれています。実際風で飛ばされて道端に沢山落ちてます。またその落ちた綿花を拾ってそれを枕などに加工して生計を立てる人もいるとか。。。】