JICA海外協力隊の世界日記

青森県庁林業職員の元気もりもり『森×森』活動記!!

【文化】⑭アフタートーク

 今回は年越しの様子について紹介します。

<話が長い>
 まず前段として、ソロモンの人たちは「話が長い」と思われます。子どもたちの中にはシャイな子も多く、なかなか人前で話すことをしり込みする場合もあるようですが、教会での活動が続くからか、総じて長時間話し続けることに慣れていくような傾向にあるのかなと思慮しています。昔の日本であれば、お寺でお説法を聞くような状況に近いでしょうか。
 任地ムンダで年越しイベントが行われる地元の教会を訪問して、教会の中で年越しをさせていただきました。大晦日、日暮れ後に食事を済まし、夜21:00頃から教会に人が集まり始めます。牧師さんのお話が続いたり、歌を歌ったり、皆が眠くなりそうなときには「身体を動かそう!」と言ってダンスが始まったり、合間にはまた様々な形で貴重なお話が続きます。
 年越しの瞬間も、大々的にカウントダウンをするのではなく、厳かな雰囲気で、静かにその時を迎えました。その後は「ハッピーニューイヤー」と声がけして、皆それぞれと握手をして、賑やかに新年を祝いました。

<夜も長い>
 年越し後、真夜中ですがコーヒーなどと軽食を取りながらのお茶会に参加しました。プロジェクターとスクリーンが野外に用意され、ティータイムとともに映像作品を見ながら、また世間話をしながらゆっくりと時間を過ごします。
 しかし、これは年越しに限らないことだと思うのですが、ソロモンの人々は意外と夜間も長い時間を起きて過ごしているようです。私の小学生時代といえば、日頃から夜21:00には寝床についていましたが、任地ムンダの子どもたちは夜間でさえ歩き回ったり、ある程度大きくなった青年たちも夜な夜な井戸端会議やら、曲を歌ったりして過ごしている様子。
 日中の暑さを考慮すると、早朝や夕方以降の涼しくなる時間を有効に使いたい…という思いが影響するからなのかなぁとも考えます。

<写真の説明>
【写真①】大晦日、夜21:00頃から地元の教会に集まる人々
【写真②】新年を迎えた直後、お茶会やら映画観賞会など
【写真③】年越し後でさえ、約10日間もクリスマスイベントが続く

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