世界一暑い国の空から…

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遠藤 浩之
茨城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ジブチ ジブチ市
一言メッセージ
茨城県の中学校英語科教諭。現職教員特別参加制度を利用して,世界一暑い国ジブチで活動中。地域開発センター(CDC)で青少年にスポーツ及び文化活動の場や機会を提供しています。

 

48.ジブチ×ラマダン×街の変化

2019.05.16

文化 活動 生活

こんにちは。ジブチ派遣の遠藤浩之です。

ジブチも徐々にいつも以上に暑くなってきました。

さて,イスラム教が大半を占めるここジブチでも,いよいよラマダン月が始まりました。

私にとっては初めてのラマダンの期間です。

(私は昨年,ちょうどラマダンが終えた頃に派遣されてきました。)

今回はジブチのラマダン月についての記事です。

「断食」という言葉なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ヒジュラ暦における9月がラマダン月です。

この1ヶ月間は,日の出から日没まで,成年の男女は一切の飲食を絶ちます。

毎日の朝食や昼食がなくなることによって,その大切さを感じ,また忍耐力や自制心を養うことが目的であると,以前本で読んだことがあります。

※病人や妊婦,老人など,断食するのが難しい人には無理強いをしないという規定があるようです。

56日から66日までが,今年のラマダン期間のようです。

ラマダンの影響による街の変化について3点紹介します。

①お店の営業時間変更

街中のレストランや各種お店の営業時間が変わりました。

私の住まいの近くにできた新しいパン屋さんも営業時間が変わりました。

たとえば,そこのパン屋さんはいつもなら午前7時から午後8時まで営業のところが,ラマダン中は午後3時から夜中2時までの営業のようです。

つまり,断食期間はおよそ夕方6時以降に飲食が可能なので,それに合わせて営業時間を変更しているようです。

②街中の失業者たちがいなくなった。

1枚目の写真は,街中にあるカフェの写真です。

扉の前にテーブルやイスを出してテラスのようにして,お茶をすることができます。

普段は,朝から仕事のない老人や大人がお茶をしてにぎわっています。

しかし,ラマダン期間が始まってからはお店が閉まっているため,閑散としていました。

いつもお茶をしている彼らはおそらくこの時間帯は家で寝ていると思います。

③活動時間変更

私の活動先CDC(地域開発センター)も開館時間が変更になりました。

普段のCDCの開館時間は

午前:8001200

午後:16002000

です。

子どもたちが学校を終えてから来る場所,余暇を過ごす場所なのでこのような時間帯です。

活動時間が長くて正直大変です。

といっても開館しているだけで,ずっとアクティビティや授業をしている訳ではないので激務ではありません。

むしろゆっくりする時間の方が多いです。

そしてラマダン期間の開館時間は

午前9001200

午後:19302230

です。

正直えげつない時間帯の活動だと思いますが,宗教上の理由ですので仕方ありません。

これも協力隊として現地に適応するためには理解しなければいけないことだと思っています。

しかし,夜の時間帯でも子供たちはやってきます。

(夜はちゃんと寝た方が健康にいいと思うのですが。)

サッカーの試合がテレビで放送されるときは,このようにCDCのテレビで観戦するために人が集まります。

このようにジブチでもラマダン期間が始まっています。

ラマダンの期間,つまり断食が無事に終了すると,断食明けを祝うお祭りが行われるようです。

なお,私は断食しておりません。

気温40℃近いここジブチの5月に水分さえ補給しないでいるのは,命にかかわる問題です。

暑過ぎて,そこら中にいるヤギも排水管で頭を冷やしたくなるほどです。

協力隊はいかに活動をうまく進めるかよりも,健康安全が最優先事項です。

もちろん飲食ができない時間帯のジブチ人の前での飲食は控えています。