JICA海外協力隊の世界日記

赤道直下滞在記

エクアドル産品の展示会

9月15日、エクアドルの首都キトにあるAndina Simon Bolivar大学でSabores del Ecuador(直訳するとエクアドルの味)というエクアドル産品の展示会があったので見学してきました。

大規模な展示会ではありませんでしたが、エクアドル各地の産品が展示されており、いくつかの会社にインタビューさせて頂きました。

(写真は展示会開始前の準備の様子。産品を並べて準備万端です。)

展示会を訪れて驚いたのは、その産品のバリエーションの豊富さです。食品では、カカオ、コーヒー、野菜といった農作物、ナッツ入りはちみつやドライフルーツ、チョコレートといった農産物加工品、ソーセージやエクアドル名物のクイ(天竺鼠)の丸焼きなど肉製品もありました。その他、日本でも甘味料として使われているステビアや、アマゾン地区のインディヘナの人たちが使うWayusaという薬草(?)(煎じて飲むそうです)なども展示してありました。

展示だけでなく即売もしているので、各ブースの方は商品の紹介・売り込みにとても熱心でした。ブースの前を通ると、必ず「ちょっと味見していって」と声をかけられました。

私の活動しているマナビ県からは、カカオを使ったお酒の展示がありました。お昼前だったので少しだけ試飲させて頂きましたが、チョコレートの甘い香りのする美味しいお酒でした。ミルクで割ると良さそうでした。

(写真はマナビ県産のカカオ入りのお酒)

今回展示されていた会社の中で、自分の活動に関係する方にインタビューして、どのような活動をされているのかお話しをお聞きしました。皆さん、自社商品の知名度をあげ、売り先を見つけるのが難しいとおっしゃっていました。それは私の活動会社でも同じです。

今回の展示会に参加した会社の中には、エクアドルでは誰もが知っているような会社もありました。広告などだけでなく、地味な活動ではありますが展示会なども活用した、直接お客様に知ってもらう活動を継続的に行うことの必要性をあらためて思いました。

この展示会の訪問時はたまた日本から来ていた妻も一緒でした。展示品で妻が気に入ったのは、はちみつ、手作りのチョコレート、そしてドライフルーツです。はちみつを1瓶とチョコレートを2枚をお土産に買いました。知名度を一気に上げることは難しいですが、身近なところから口コミで広げるのも方法の一つです。少しだけエクアドルの美味しさを日本に向けてアピールできた訪問にもなりました。

(写真はインタビューの様子)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ