JICA海外協力隊の世界日記

赤道直下滞在記

他国の支援団体との交流

先日、アメリカに本部があるヘイファーインターナショナル(Heifer International)というNGOが私の活動しているカルセタ市に来ました。この団体は貧困と飢餓をなくすことを目的として設立され、家畜を提供しその飼育方法を伝えるなど幅広い支援を行い、支援対象の人たちが経済的に自立できるよう支援しているそうです。

この団体がカルセタ市での活動について、農園やその作物を加工している私の活動会社の視察を行う機会がありましたので、私も同行させて頂きました。アジア、アフリカ、南北アメリカから計7か国、約30名ほどの方が参加していました。

農園では家畜の飼育や農作物の栽培について、私の活動会社では製造工程と研究室の業務について、説明と質疑応答がありました。研究室の業務については私が内容を説明しました。直前に私が説明するよう言われたので十分準備もできておらず、参加者の方も最初は「アジア人なのにスペイン語を話している」という驚きの反応でしたが、なんとか無事に説明できました。

質疑では経済面の改善だけでなく、労働条件全般や児童労働が無いか、あるいは女性の経済的自立のための活動の成果についても質問がありました。質疑を通して、支援そのものだけでなく、その波及効果についてもしっかり考えて支援することの重要性をあらためて考えさせられました。

私の活動はこの地区での農産物加工品の品質向上です。農作物にさらに付加価値をつけることで、地区の方の生活はより豊かになると思います。私の任期は長くはありませんが、より長く地域に貢献できる活動にしたいとあらためて思いました。

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