JICA海外協力隊の世界日記

これがパラグ愛

全パ日本語教師合同研修会

1月24日~26日に日本語教師の合同研修会がありました。私の住んでいるアスンシオンから会場のピラポまで、バスで往復約13時間の道のりです。大きなバスの2階に乗り込み、目的地へと向かいます。非常に大変な道のりでした。人が溢れていたり、WiFiがあるのにつながらなかったり、寒かったり。しかし、普段首都に住んでいるので、バスから見える景色には、パラグアイの雄大さを感じずには入られませんでした。

研修は、講座を受けたり、ピラポ日本人会にある移住資料館を見学させていただいたりしました。

講座では、DLA(Dialogic Language Assessment)(対話型の言語能力調査)OPI(Oral Proficiency Interview)(口頭運用能力を測る面接)など、学習者の実態把握の方法を学んだり、ピラポ日本人学校の移住学習の取り組みを聞いたりしました。

DLAOPIも、学習者との会話や役割演技を通して、力を測るものです。私は、日本語教育を専門に勉強してきたわけではないので、このような実態把握の方法があることに驚き、日常の授業の中にもうまくエッセンスを取り込めるのではと思い、新年度の授業が楽しみになりました。

移住学習では、日系移民が3世、4世となっていく中で、どのようにして、先人の功績や苦労を知り、自分たちのルーツを知るのかという課題に当たっているようでした。それは、どこか日本での「原子爆弾」や「震災」の学習のようにも感じ、歴史を風化させないために、教育の重要性を改めて感じました。

また、他の日本語教師の方々とのつながりができ、非常に有意義な時間でした。今後の活動に活かしていきたいと思います。

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