JICA海外協力隊の世界日記

ラテンなおじいちゃんおばあちゃん

はじめまして

ドミニカ共和国で高齢者介護の職種で活動している羽白ミクです。

ドミニカ共和国ってどんなところだろう?

高齢者介護ってどんなことするんだろう?

私がJICAの要請を見た時にまず思ったのはこの二つでした。

この世界日記を通じて少しでも現地の様子が伝わればと思い、少しづつ紹介させていただきます。

今日は私の任地について紹介したいと思います。

カリブ海に浮かぶ島の一つがドミニカ共和国で隣にハイチという国があります。

そのドミニカ共和国の北部に私の任地、エルマナスミラバル県のサルセド市があります。

エルマナスミラバルとは、日本語で『ミラバル姉妹』という意味です。

ミラバル姉妹とは1950年代に当時のトルヒージョ大統領の独裁政権に反対した活動家でその姉妹の出身地にちなんで県名となっています。

彼女達は反トルヒージョ政権グループを形成し、民衆からの支持を得て活動していましたが、反体制運動が高揚するにつれ危機感を募らせたトルヒージョ大統領は彼女達を暗殺することに決め、1960年に暗殺者によって交通事故に見せかけ殺されました。

彼女達の死がきっかけで、半年後にトルヒージョ大統領も暗殺され、長期独裁制政権に終止符が打たれました。

そんな国民的ヒーローとなったミラバル姉妹が最後10ヶ月過ごした家は博物館となっており、社会科見学や観光など多くの人が訪れています。

サルセド市はプラタノ(主食用バナナ)畑に囲まれ、北部には山や滝もあり自然がたくさんあります。

街はあまり大きくなく、街を歩いているとすぐ知り合いになるので、

毎日挨拶したり、話しかけてくれたり、とても優しい人たちばかりです。

そんな温かい街の高齢者達が集まる配属先についてはまた次回書きたいと思います。

ではまた! ¡Hasta luego!

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