2018/10/17 Wed
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インダイアツーバ祭り~Japão Festival~
先日の10月11日〜14日までの4日間,配属先のインダイアツーバ日伯文化体育協会(以下,ACENBI)が主催する,《インダイアツーバ祭り》が行われました。
【インダイアツーバ祭りとは?】
私の所属する,ACENBIは日本文化を継承するため,年中“日本”をテーマとするイベントを数多く開催しています。
そして,今回のインダイアツーバ祭りは,一年の中でも大きなイベントの1つ。
今年で開催は第3回目。以前までは,この時期に『寿司祭り』というお寿司を振る舞うお祭りがあったのですが,それをグレードアップさせ,たくさんの人に楽しんでもらおうと,これだけ大きな規模になったのだとか。
【内容は?】
日本文化の継承をテーマとしているため,催し物全て感じる “THE・日本” 感。
開会式では,酒樽をバーンと鏡開き,「VIVA!!万歳!!乾杯!!」の音頭でスタート。
設けられた舞台では,ACENBIの太鼓部による発表,カラオケ,マジックのショー,MissNikkeiコンテスト,他の街の太鼓チームの発表,ACENBI内の各部の紹介などが行われました。
また,出店も日本食のみ。
ACENBIの野球部・テニス部等が各ブースで焼きそばや天ぷらを販売し,その他のブースでは,市内にある日本食レストランが,各店のオススメ料理を販売!!
他にも,たこ焼き,日本風の薄皮クレープ,天ぷらアイス等々,どれも食べたくなるもののオンパレード。
各ブースの前には,時間問わず,引っ切りなしにすっごい行列ができていました。
出店は食べ物だけでなく,盆栽や日本画の展示,漫画を購入できるコーナーもあり,たくさんの人で賑わいがすごい!
来場者は,見ての通りものっすごい数!!!
舞台の前に用意された椅子には,人が溢れかえり,立ち見の観客が出るほど。
(※これはちょうど,『MISS NIKKEI コンテスト』が行われていた時ですね♪
ズラーーーッと並んだMiss Nikkei ファイナリストを見つめる人々の楽しそうな顔!)
今回は4日間の連休だったということも後押しし,例年以上のお客さんが訪れました。
【見所は美しい日本文化】
そして,何と言っても,一番テンションが上がったのが,盆踊り。
会場前の広場に設けられた櫓(やぐら)の周りを人々が囲み,炭坑節を踊ります。
なんでか,その様子に,1人感動。
1人の60歳ほどのブラジル人のお母さんに,「今回,初めてこのお祭りにきたのやけど,この盆踊りってなんなの?」と,質問されたので,炭坑節の振り付けと,それにまつわるストーリーを説明しました。
それを聞いたお母さん。
「Que legal!!! (めっちゃ素敵やーん!)」と,お母さんは言い,「恥ずかしいし上手いこと踊られへんで〜」と言いながらも,輪に加わり楽しそうに踊っていました。
「このゆ〜っくりの動作が,日本的で素敵。ヨガのように健康にも良さそう!家で練習するわ!」と嬉しそうに話してくれました。
そう言ってくれたことがものすごく嬉しかった。
日本文化素敵や〜んと改めて感じたのでした。
【まとめ】
来年の今頃はブラジルを離れているので,私にとっては最後のインダイアツーバ祭りでした。
日本以上に,日本の文化を感じることができるこのお祭り。私は大好きで,たくさんの人に伝えていきたいお祭りだと感じました。
この先何年も続く祭りでありますように。
将来,もう一度ここに帰ってきて参加できたら,さぞ幸せですね。
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