JICA海外協力隊の世界日記

ジャマイカ×水泳×パラリンピック

職を活かしたサバイバル

特に旅行するとき、プランを練ろうと旅先の事を調べすぎてしまうと行く前の楽しみが減ってしまう。

そんな感覚になるので、日本一周をしていた時から物事についてあえてあまり知識を入れすぎないようにしてきた。

その結果、得意の水中で溺れかけました。

こんにちは、生命に関わることはしっかりと学びましょう、本間です。

水中ということで、今回は久々に海に行ってきました。

サーフィンでもダイビングでも釣りでもなく、モリを片手に素潜りです。

首都から40分程タクシーに乗り、そこからさらに30分程船に乗って無人島へ。

そこを拠点に海老獲り。4月から6月は海老の禁漁期間に入るので、その前に一狩り行こうぜという事で行ってきました。
かれこれ7.8回程行きましたが、やっと海老の見つけ方がうまくなってきて最近はコンスタントに数匹、前回は何故か烏賊まで獲れました。

やはり知識より経験。そんなことを思いつつ、遂に出くわしてしまった彼。

そうです、タコさん。

岩に拳がギリギリ入らないぐらいの小さい穴が開いていて、たまたま見つけてしまった。

それまでタコに関して、「一発目が大事」という知識とは言えないような知識しかなく、反射的にモリを突いたのが死闘の始まり。

タコは目が急所らしく、そこに当てれば比較的すんなり獲れるらしいのだが、結果的に私が当てたのは目と足の間の広い所。

直ぐに岩に張り付かれてタコも引けず、まさかのモリも抜けない。

モリは借り物、そして水深約3m。

息吸っては潜りを繰り返すこと20回以上、ちょっと息止めを粘って岩場で踏ん張りながら思いっきり引いたら足をつり、さらに10秒ぐらい水中に取り残され命の危険を久々に感じました。

なんとか水面に戻れた後はとりあえず一回仰向けになって、しばらく落ち着きながら作戦タイム。

最終的に、あえてのモリを押しこむ作戦で押し引きしていたらモリが抜けたので、もう一回突き直して獲りました。

たぶん初めて獲ったどーって言いました。

魚やエビを獲った時と少し違った感動でした。

下処理の仕方も何にも知りませんでしたが、一通り終わって写真のようになったときに、こうやって食卓に並ぶまで大変だなと再実感。

以前、学校教育で自分たちで育てた豚を食べるという案を見たことがありますが、命を頂く、命にふれるというのは大切だなと思いました。

今回学んだことは、タコの取り方、命の大切さ、タコはやっぱり茹でると赤くなる。

それではまた。

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