JICA海外協力隊の世界日記

バヌアツの海と空の間で

南太平洋の島国バヌアツから

初めまして、2015年4月よりバヌアツ共和国サント島ルーガンビルという場所にコミュニティ開発として派遣されている射庭 盛敏(いば もりとし)です。

バヌアツは南太平洋に浮かぶ大小83の島からなる島国で熱帯雨林気候に属する南国で最近では今年3月のサイクロンの被害が日本でも報道され、この災害でこの国を知った方も少なからずいらっしゃるかと思います。私が到着した4月上旬はまだサイクロンの爪痕が色濃く残っており強風でなぎ倒された大木や葉が散ってしまって精気を失った木々もあちこちで見られましたがこの2か月で住民の努力や豊かな土壌によって想像以上に早い回復を見せており、以前と変わらぬ美しい国土を見ることができるようになっています。

 私のここでの活動はサンマ州の水産局に属しマーケットの移設、立ち上げや漁獲量の把握及び資源管理の指導、ティラピアという淡水魚の養殖等、水産に関係する様々な内容に携わっていく予定です。

 

現在はフィッシュマーケットは機能しておらず路上での個人売買がメインとなっており漁獲量、資源管理の観点から水産局は市場を通しての流通を目指しています。水産局として漁民に市場を利用してもらえるようメリットを打ち出すことが当面の課題となり、市場システムの構築、氷の提供及び鮮度維持方法の指導などを検討しています。

以上が簡単ではありますが今後の活動方針になります。

2年間の活動は長いようであっという間に過ぎてしまうと思いますが焦ることなく着実に歩を進めていきたいと思います。

また、活動内容だけでなくバヌアツの文化、風習、自然環境についても投稿していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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