JICA海外協力隊の世界日記

サッカー大国ブラジルでバドミントン!?

他州のクラブへ指導に行ってきました!

久しぶりの投稿になってしまいましたが、先日パラナ州コルネリオプロコピオへ行ってきました!

コルネリオプロコピオの日伯文化協会には、同期の日本語教師ボランティアが活動しているため、彼女を通して今回私に声をかけてもらいました。バドミントン部は5~6年前からあるものの、指導者不在のため技術練習が出来ず、それを改善したいとの要望でした。サンパウロからコルネリオプロコピオまでは、長距離バスで乗り継ぎをして移動しました。機会があれば別の記事で紹介したいと思いますが、ブラジルの長距離バスは思いのほか!?快適で、さほど苦になりません…とはいえど、遠くて長い旅です。

着いた先では、皆さんとても暖かく迎えていただきました。現在所属しているサンカエターノのチームとは年齢層が大きく異なり、青少年たちが多く参加してくれました。中には今回私が来るということで、初めてバドミントンラケットを握る人もいたようです。そのきっかけになれたことを嬉しく思いますし、3日間の練習会でどこまでバドミントンを伝えることが出来るか、とても楽しみになりました!

私は普段の練習では、準備体操ウォーミングアップ→フィジカルトレーニング→技術トレーニング→打ち合い→試合形式練習、という流れでメニューを組むことが多いです。今回の練習会は初回ということもあり、基本的な動き方や打ち方を中心に要望のあった技術トレーニング(主にノック形式)をメインに行おうと考えていました。ところが・・・!コルネリオプロコピオでは通常試合形式の打ち合いしかしない為、練習用のシャトルが無かったのです。これは想定外でした。シャトルがほしい旨を伝えると、競技用ではないオモチャのシャトルまでかき集めてくれたものの、それでも数は全く足りません。それならば打ち合いの練習をしよう、とも思ったのですが、参加者の半数以上が初心者でサーブもままならない為に打ち合いも練習にならないでしょう。前準備を全て覆された感じになりましたが、私もブラジルに着任してから9か月が経ちましたので、このような土壇場の変更にも強くなっていました。フットワークの基礎にしっかり時間を使い、その後も少ないシャトルで回せる練習メニューを組み立てていきました。正直なところ最高の指導は出来ませんでしたが、リソースの中では最善を尽くせたのではないかと思います。今回の遠征では、私自身も多くのことを学ばせて頂きました。3日間の練習会で、少しでもバドミントンを好きになって貰えたら嬉しいです。

練習の後は、世界共通みんなでご飯です!汗をかいた後のビールとシュハスコは最高ですね!

最後になりましたが、今回の遠征でコルネリオプロコピオのバドミントン部に、私が日本で所属しているバドミントンチームから届いた中古のラケットを一部寄付させていただきました。日本で使わなくなったラケットも、地球の裏側でしっかり活用させてもらいます!この場を借りて、お礼申し上げます。ご協力いただきありがとうございました!

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