2014/12/11 Thu
活動
Kaizen 7人の侍
私のいるボツワナでは、政府の5つの省庁と2つの半官半民組織に7人のシニアボランティアが配属されて、各組織の改善活動(以下Kaizen)の支援をおこなっています。これだけの人数のボランティアを政府組織にKaizen支援で派遣することは世界的にも珍しいことだそうです。ボツワナにおける改善活動の歴史は長く、90年代から政府職員に対する改善教育を実施し、数年前から各省庁に担当組織をおいて定期的にPDCA(Plan:計画-Do:実行-Check:評価-Act:改善の略/事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ)を回していますが、なかなか思うような成果が上がっていません。トヨタでもその考え方が組織に定着するのに20年以上かかったと言われていますが、行政サービスにおける適用はさらに難易度が高いようです。今年9月に前大使と大統領府の改善担当次官に表敬訪問をした際、JICAでの活動実績を各省庁の次官や職員と共有する場を設けたらどうかという提案がなされました。上の写真は、それを受けて先日12月5日にプレゼンをおこなったときのものです。JICAからは、警察、地方自治省、ボツワナ鉄道での事例を紹介し、今後の進め方についての具体的な提案をおこないました。写真からもわかるように、和やかな雰囲気で多くの質疑もあり有意義な対話ができたと思います。
鳥取県とJICAが共同制作したKaizenマンガ(英語版)を、よりKaizenを深く理解してもらうために製本印刷して配布しました。
プレゼン終了後、会場だった青年スポーツ文化省の前で(一人業務都合で欠席のため6人の侍)。
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