JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ不思議発見!

ボツワナに武士道?

この図は、汚職問題に取り組むNPOが最近発表した腐敗度マップです。驚いたことにアフリカで唯一黄色い(汚職がほとんどない)国がボツワナです。これはダイヤモンドマネーで国が潤っているからではなく、ボツワナに古くから伝わるボトとモレロという2つの考え方によるものだと思います。

Botho(ボト)とは、ボツワナ人にとってもっとも大切な道徳規範であり、社会全体でこの価値を共有しています。具体的には、礼儀、謙虚、思いやり、親切、敬意、品格、そして伝統的な作法の遵守などです。なんか新渡戸稲造が世界に紹介した武士道に似ていませんか?Bothoは、日本人にとっての武士道のように、ボツワナ人にとっての精神基盤なのです。

Morero(モレロ)とは、話し合いによる合意形成のことです。ボツワナ人は、平和を保つために話し合いが重要だと信じています。個人、家族、コミュニティにおいて、とことん話し合うことが、合意を形成・維持していくための不可欠なプロセスだと考えているのです。ボツワナの小学校では国語や社会の時間にBothoやMoreroの考え方について学ぶそうです。

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