JICA海外協力隊の世界日記

いとうきららのハホナ・マタ~タLIFE

ジャパニーズカルチャーの浸透

こんにちは!

配属先で働き始めてからもうすぐ7ヶ月が経とうとしている今になって同僚たちから謎に「キラス」「シャキーラ」「キーラキーラ」などのボツワナ人の名前(セツワナネーム)ではないあだ名をつけられ始めている伊藤です。(セツワナネームで呼ばれるのが主流です)

なんの前触れもなく突然「キラス!How are you?」と同僚たちから挨拶されるようになり、初めはどうしても「キュロス」にしか聞こえず、なぜワンピースのキャラクターの名前なんだろう?と不思議に思っていました…が、ただの私の聞き間違いであることに気がつきました。

そう、ボツワナの人々がワンピースのキャラクターの名前をつける可能性はとても低いのです。

それはなぜか、ジャパニーズカルチャーであるアニメや漫画があまり浸透していないから…。もしかすると私が知らないだけで、ハマっている人が一定数いるのかもしれないですが、少なくとも今のところ一度もアニメや漫画の話を持ち掛けられたことがないのです。「日本の漫画をちょうだい!」「おすすめの日本のアニメを教えてほしい!」とも言われたことがない…。

とは言っても全く浸透していないわけではありません。ボツワナの首都ハボローネにある大きな本屋さんで漫画コーナー(写真上)を発見した時は、感動しました。また、町を歩いていると建物の外壁にポケモンなどのイラストが描かれていることもあります。

やはりアニメや漫画といったようなジャパニーズカルチャーが他国で浸透していると日本人としては誇りであり、嬉しく感じます!!

ただ、以前活動していた中米のコスタリカでの浸透度は桁違いでした。例えばホームステイ先に帰るとホストファミリーが当たり前のようにアニメのワンパンマン(写真上)や鬼滅の刃を観ていたり、首都ではコスプレイベントが開催されるほど熱狂的なファンがいたり、ショッピングモールに行けばアニメイトのようにアニメや漫画のグッズが販売されているショップがあったりして国中に浸透していました。

私は勝手にボツワナにもコスプレをする熱狂的なファンがいるものだと思っていたのでこんなにも国や大陸によって違うのかと知ったときは、少し寂しい気持ちになりました。

ボツワナでの日々の生活の中でアニメや漫画以外のジャパニーズカルチャーが浸透していることを実感することもあります。例えば「日本にサムライは本当にいるのか?手裏剣を使っている人は今もいるのか?」と日本の映画やドラマを見ている人が聞いてきたり、柔道の教室に通っている人たちを見かけたり、「今度、お箸の使い方を教えてよ!」と興味を示してくれる人がいたりします。

ボツワナに来たからにはもっと知ってもらえるよう、これからもジャパニーズカルチャーを広めていきたいと思います!!

それでは!

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