JICA海外協力隊の世界日記

さばーいなっ!!(めっちゃ楽しい!!)

#6 カンボジア隊員を紹介します Vol.1

スォスダイ!

コロナウイルスの影響で急きょ日本に一時帰国することになりました。ですが、世界日記は更新していくつもりです。

今回の一時帰国は本当に不本意なことでした。活動も楽しくなってきて、言葉もわかるようになってきて、、、
ですが、JICAスタッフの皆さんは私たち隊員の健康と安全を1番に考えて出した、苦渋の決断だと思います。それに、この帰国のために前例のない出来事に対して、たくさんの準備をしてくれたことに感謝しています。

なので、今回の一時帰国をプラスに捉えて、任地に戻った時に120%の力で活動できるように準備しておきます。


さて、前置きが長くなりましたが、今回はカンボジアで活躍する隊員を紹介します。
今後何度かシリーズ的に行なっていきたいと考えているのでお付き合いください。


今回紹介するのは、わたしと同じ任地で活動する小林 明日香 隊員 (2018-2次隊)です。

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小林隊員はどんな仕事をしているの?

看護師隊員として、コンポンチャム州立病院で活動をしています。コンポンチャム州立病院へのJICAボランティアはすでに3人目となるそうです。会社経営なら1番の鬼門と言われている代になります。

彼女の主な活動は、3つ。

  1. 5S改善活動(前任からの引き継ぎ)
  2. 感染予防活動(IPC)
  3. Hospitalityに関する活動

彼女の活動内容を聞いて、ピンときましたか?わたしはあまりわからなかったので、詳しく説明してもらいました。


1. 5S改善活動とは

医療関係者なら知っているだろう5S。医療関係者でなくても聞いたことはあるかもしれません。
具体的に5Sとは、『整理、整頓、清掃、清潔、しつけ』の5つの頭文字を取っており、“組織的に”物品、お金、情報、ヒト、時間を効率よく活用するための“日本発”の活動。製造業の生産現場における、工場改善の基本となる考え方ですが、医療現場でもこれが徹底されています。


活動先の病院では、主に、薬品を取り出しやすくするための整理整頓やそのチェックを現地スタッフとともに行っているそうです。

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さらに、カンボジア国内では同様の活動を行なっている病院で活動する隊員がいるので、合同研修の企画や準備のお手伝いも行なっています。

2. 感染予防活動(IPC)とは

IPCとは“Infection Prevention and Control”の頭文字をとっており、院内感染を防ぐための考えです。しかしこれは日本のIPCであり、カンボジアではInfection Prevention Committee (感染予防委員会)という意味ですが、活動の目標としては院内感染対策で日本と同じです。


その中で、院内スタッフに対して、感染予防を啓発するために、研修の企画・実施やラウンドに同行し対策できているかチェックしています。

3. ホスピタリティ活動とは

ホスピタリティとは。相手に対する思いやり。心を込めたおもてなし。

“患者・地域から信頼される医療を提供できる病院”にしたいという院長の熱望により、今年から実施している活動です。

過去のポル・ポト政権時代に、医者がいなくなった背景から、医療に対して不信感を抱くカンボジア人もいます。つまり、そういった懸念を無くし、安心して、信頼できる医療を提供することが院長の思い。

その思いに応えるために、接遇(挨拶の仕方、身だしなみ)、コミュニケーション技法、医療倫理などの研修を実施し、“患者を思いやる”医療関係者の育成を手伝っています。

現在の活動先の様子は、患者1stでない、私語が多いなど、日本では考えられないような部分もあります。そういった部分に対して、日本の“良い部分”を紹介しています。

任地はどんなところ?

小林隊員の任地はわたしと同じコンポンチャムです。

(ちなみにわたしが紹介するコンポンチャムはこちらへ→#2 コンポンチャムってどんなところ??


小林隊員にもコンポンチャムの紹介をしてもらいます。

………

………………

………………………

『コンポンチャムの良さってなんだ?』

これが彼女の第一声。しばらく考えた後に、ようやく出てきた言葉がこれです。

しかし、一緒に話し合って見たものの、わたしも思いつきませんでした。


ただ2人とも、“強烈なインパクトはないが、とにかく過ごしやすい、落ち着く場所”と共感しました。コンポンチャムは見所は橋とひまわり畑くらいしかありませんが、ご飯が美味しく(※小林隊員、岩田調べ)、程よい大きさの街、人も穏やかで優しいので、自分たちの故郷のような安心感のある街です。


そのため、そんなコンポンチャムがわたしも小林隊員も大好きです。


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活動で大事にしていることは?

日本と異なる文化で働く中で、常に大切にしていることは、“カンボジア人の意見を否定しない。まずは受け入れる” ということです。
途上国に手伝いに来ている感覚ではなく、発展が遅れていることがダメではない。協力隊員として、カンボジアのいい部分、日本(先進国)のいい部分を取り入れて、現地の状況をより良いものにしていく活動をしていきたい。

そのために、違いが生じたら、徹底的に話し合い、お互いが納得できる方法を考えているそうです。


そういった活動をするからこそ、自身も日本の良さに気づけるとのこと。



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最後に、小林隊員がどうしても伝えたいこと

イラっとさせるのも、悲しませるのもカンボジア人だけど、喜ばせるのもカンボジア人。

カンボジアの人々に支えられて、カンボジアで活動しています。

現地のクマエ、サポートしてくれる全ての人への感謝の気持ちを忘れずに、残りの任期を活動します。



以上、コンポンチャムで看護師隊員として活動している小林 明日香隊員にお話を伺ってみました。
次はどこの任地の、どんな隊員の紹介になるでしょうか。乞うご期待を!!!

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