JICA海外協力隊の世界日記

ここはアフリカ、モザンビーク

#14 アイキャンプ2023

2023825日~30日、マニカ州のシモイオ州立病院にてAOSA「アフリカ眼科医療を支援する会」の白内障手術プロジェクトのお手伝いをさせて頂きました。

AOSAはモザンビークへの眼科医療協力を第一の目的として設立され、モザンビークで現地医療状況の調査や現地医師の指導を行ってきました。日本人眼科医一行が現地眼科医と協力して、白内障手術を行う「アイキャンプ」がコロナ後初めて開催されました。

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初日は手術に必要な大量の荷物を運び込み、打ち合わせや準備をしました。

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二日目は診察や手術に必要な機材の組み立てをしました。患者さんの誘導や、日本人の先生が話す日本語をポルトガル語で伝えることをしましたが、高齢の方は現地語しか分からない方も多く、現地の病院スタッフに現地語で説明してもらいました。

この日の診察は、手術をする患者さんを選定し、手術をする患者さんには超音波を使ってレンズ(水晶体)の厚さを調べていました。

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三日目から手術が始まりました。私はオペ室に入るのは初めてで、手術を行う医師や看護師は常に清潔を保つ必要があるため、細心の注意が必要で緊張の連続でした。私は、眼科医の先生に水を飲ませる重要な役割も果たしました。

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四日目、五日目はまず前日に手術をした患者さんの眼帯を取り、その後残りの患者さんの手術が行われました。眼帯を取ったとき、光を感じることができて涙を流している患者さんもいて、微力ながらこのプロジェクトに参加できたことを嬉しく思いました。

六日目は診察と荷物運びの予定でしたが、首都に帰る私たちの飛行機の時間が大幅に早まってしまい、前日にある程度の荷物の梱包を済ませました。

普段とは全く異なる分野のプロジェクトに参加して、草の根活動の重要性を改めて感じることができました。私も教育分野で現地の人達のためにできることを自分なりに模索しながら残りの活動を頑張っていきたいと思いました。貴重な機会を頂き本当にありがとうございました。

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