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＊おっきな靴を一生懸命洗う二人＊
（本文とは関係ありません）


先月末、国民議会議員選挙が行われました。

基本的には、選挙活動などに一切関わってはいけないのですが、やはり嫌でも選挙の話は目にも耳にもします。


日本とは違い暴動なども頻繁に起こるそうです。

任地アジョウンで暴動の話は聞きませんでしたが、バイク何十台も連ねてラッパ鳴らしながら道路滑走している人たち（日本で言う選挙カー）が事故を起こし数人亡くなったと聞きました。
やはりいつどんな状況でも、交通事故が多いベナンなのです…


さて、そんなベナン選挙。
投票するための投票カードのようなものを自分で申請して受け取りに行かないとならず、しかもその受け渡しが選挙の日ぎりぎりになっても完了していないということで、全国的に平日１日祝日になったり（あくまでも土日は休みたいんでしょうね）
投票権のないはずである小学生たちまでが、各党のビラを何枚も持っていて私に宣伝してきたり…
色々驚きはあったのですが、1番驚いたのが、これ。



ベナンの選挙は、お金がもらえる



なんと、投票する多くの一般市民が政治集会に参加してお金をもらっているのです。


選挙の1週間前程から、毎日せっせと集会に通っているベナン人。
政治に興味のない若者の多い日本とは大違いだなぁと感心していたのに、完全なる勘違いでした。

政党地域によって差はあると思いますが、私の周りのベナン人は1回約100円ほどのお金をもらいに毎回何時間も政治集会に顔を出していたのです


完全なる買収…！！これじゃお金のある政党、議員が選ばれるなぁと思っていました。


そうしたら、これまたとんだ勘違い。

選挙の次の日、政治集会に意欲的に参加していた人たちに昨日はどうだったか聞くと、

『行ってないわよーそもそも投票カード面倒くさくて申請してないしー』

とのこと…


まぁ確かにお金もらって投票しなかっただけで殺されるわけでもないですもんね…

義理人情に厚い日本人だったら、きっとほとんどの人がしっかり投票に行ったんだろうなぁなんて考えてしましました。

こんな様子なので、お金をたくさんばら撒いたからって選ばれることはなさそうです。


そんなベナン。
近々また選挙があります。来年は大統領選挙もあります。

大きな暴動なく終わるといいなぁ