JICA海外協力隊の世界日記

YAPだより

ヤップ病院の新年会とお手玉遊び

毎年恒例で、1月の病院の仕事始めの時期に新年会を行うとのことで、参加しました。

日本人の私達に分かりやすく新年会と書きましたが「ウェルネスリトリート」と言う名の行事で、ただ集まって食べて飲んでと言う行事とは異なります。この会場の受付で、7つの取組のことが載っている啓蒙用の印刷物をいただきました。それには、ここではお酒は飲まない、カロリーに気を付ける、適度な運動をする、たばこは吸わないなどが印刷されていました。去年の各部門の活動報告、今年の予定や活躍した職員を表彰するなどのことも行い、食べ始めたのが午後2時30分頃でした。会が始まったのは1時頃でしたので結構長いセレモニーが続きました。

ヤップでは、お正月は1日だけが祝日で、2日からは通常勤務です。年末は30日まで仕事で、カウントダウンの催しもありません。ほんとに静かなお正月でした。新年会の参加者は、病院に勤務している職員とその家族友人です。ざっと200人はおられたと思います。食べ物は用意されていたローカル食をいただきました。豚の丸焼きもありました。

その後、各部門ごとで出し物をすることになっていて、私の所属する管理部門は歌とお手玉遊びをしました。ほかの部門の方は、その多くは音楽に合わせたダンスの披露です。リズミカルでノリノリの音楽です。子どもたちも踊るのが好きなようで、いろんな曲が流れても大人達の動きに合わせて楽しくダンスしていました。これらの曲は、曲に合わせて運動が出来るものが多く、日常の病人のケアで使ったりしているとのことでした。

さて、話をもどしますが、私達は歌を2曲、メンバーが弾くギターの音色に合わせて歌いました。その内の1曲は「きよしこの夜」で英語版と日本語版の2種類を歌い、日本語版では私がマイクを持ち皆と歌いました。

そのあとは、病院で勤める他の2名のJICAメンバーとともにお手玉遊びを紹介しましたが、現地の方お一人にも入っていただきました。以前にもお話ししたかと思いますが、ここヤップでは小学生の時にお手玉遊びを競技として行っていますので、大概の方が出来ます。今回一緒にしていただいた方もほとんど落とさず「両手3個ゆり」をします。その後、お手玉を借りに来て、お手玉遊びをされる方が増えてきました。ヤップでは、お手玉遊びのことを「マチュオチ」というそうで、投げ玉として石ころを使ったり、パッションフルーツ(キンカン大のもの)を使って遊ぶとのこと。布のお手玉はないとのことで、出演いただいた方からの希望もありましたので、布、針、ペレット、糸、そして英語版のお手玉の作り方をコピーして差し上げました。その方は小学生とつながりのある方で、小学生に作り方を教えてみたいと言われていました。ペレットに代わるものとして、貝殻や珊瑚礁を入れるのも工夫ではないかとお教えしました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ