JICA海外協力隊の世界日記

モンゴル通信~今日の日をちょっと楽しく~

初詣

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モンゴルは1月1日をお祝いする風習がなく、2月のチャガーンサル(旧正月)を盛大にお祝いします。ですから松の内に初詣に行くという習わしはありません。ですがモンゴル仏教の最高学府のガンダン・テクチェンリン寺が近くにあるので、他の隊員と今年の無事と活躍を祈りに行きました。

色鮮やかな門をくぐると、広い敷地に多くの建物があります。その中でも26.5mの観音立像がある建物に向かいます。

26.5メートルの高さを誇る立仏・グジェド・ジャンライシグ観音像は、1911年に建立されたのですが、1938年に社会主義政権下において廃仏毀釈されました。その後、1996年再建の機運が高まり、多くのモンゴル人の熱意によって寄付金が寄せられ、再び建立されました。

目の治癒を願って建てられた観音像で、美しい金色の開眼立像です。拝顔すると吸い込まれるように穏やかに私たちを見守ってくれているようでした。

数多くの筒状のマニ車が並び回転させながら、1周し祈りを捧げます。多くの人が触れたであろうマニ車には祈りが込められているようでした。この日も地元の信者の方が熱心にお参りしていました。

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境内にある1本の柱。ここに手や額を付けて祈りをささげる人の姿が見られます。

伝説では、社会主義時代に破壊された時に、唯一残った柱だそうです。この柱はどうやっても倒すことができず、お寺の魂が宿っているとされ、この柱に願い事をする人が後を絶ちません。

柱の上の方は保存のためか、赤茶色の塗料で守られ遠くからでも見つけることができます。人の高さぐらいまでは、木の肌がむき出しで数多くの人が触れたことが一目でわかるようにつるつるして光沢があり神聖な気分になりました。

今年皆様にとって良い年となりますように

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