JICA海外協力隊の世界日記

純風満帆なバウカウ生活

スタディーツアー 南風編

どーも、最近の度重なる日本人襲来によるお土産のため、ゴールデンカレーのストックが30個を超えた小林です。


前回書いたように、8月末にスタディーツアーをしましたので書きます。

8/22 東ティモールに広島国際大学から5名の使徒襲来

みんなの感想

「えっ、これが国際空港ですか」
→はい、そうです。
「これに(黄色現地タクシー)乗るんですか」
→乗ります


みんな余力があったので、ブラジルに次いで世界で2番目にでかいキリスト像があるクリストレイに寄ってパシャり。

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8/23 JICA東ティモール事務所にて所長からE計画の説明

なんとJICA東ティモール事務所の永石所長から、直接JICA東ティモール事務所の事業計画の説明をしていただけました。所長、ありがとうございました。

*E計画(Estrada=道路):JICAと東ティモール政府が初めて結んだ円借款、「国道一号線の拡張工事」のことです。


みんなの感想
「東ティモール、石油なくなったらやばそうですね」
→新しい産業が必要。
「ティモール米、食べてみたいです」
→今後、購入
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その後、ハイヤー二台でバウカウ県へ。片道4時間。

途中に、トゥリロカ村へ寄り道し、バウカウの女性グループが作成しているオーダーメイドのタイスを受け取る。(一枚、$5)

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8/24 バウカウ病院を訪問。(上)

理学療法科にて筆者の理学療法治療場面の見学。

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理学療法科、新人理学療法士(東ティモール人)からのプレゼンテーション。筆者が通訳。

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在宅脳卒中患者訪問の様子。

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東ティモールで一番おいしいご飯もいただきました。


みんなの感想
「物がないと言っていましたが、ある程度あると感じました」
→物をうまく活用することがティモール人には難しいです。物は人によって、何通りもの使われ方があります。逆にその人にとって使用価値が分からなければ、全く使われません。ティモール人にとっては、一つのものに一つの使用用途しか見出せません。

「(患者さんの)足が扁平足が多いですか」
→疫学はありません。個人的には特に気になりません。

「ご飯おいしかったです」
→うまいので、僕は週3回食べてます。

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8/25 ブコリ村で障害者フィールドワーカー(ティモール人)と一緒に在宅訪問。

移動は貸切ミクロレット。首が痛そうです。

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脳性麻痺児のところへ、フィールドワーカーは理学療法をしています。*彼は、理学療法士ではありません。一年間、理学療法の勉強をしているのみです。

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フィールドワーカーの事務所および理学療法室がある「Catilosa」を訪問。道路が舗装されていない辺鄙な場所にあるため、利用者は一人もいません。
数人、住み込みで木像を作っています。(全然売れていません。)

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夕方は、第二次世界大戦当時に旧日本軍が作った塹壕を見学。地域の子どもが寄ってきます。(トップの写真)

感想
「良い施設があっても、道も車もないから行けない」
→政府の政策と、地方の現実には大きなギャップがあります。

「なぜ、木彫り(木像)なんですか。」

→木像の研修を受けて、作れるようになったからです。現状では、彼らは作ることに満足してしまっていますね。


「子どもがかわいい」
→同じく。


学生の質問はフレッシュで、こちらもたくさん勉強になりますね。
以上、スタディーツアー南風編でした。
西風編に続く。。

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