2017/10/09 Mon
活動
UNDOKAIへの道③
今回はUNDOKAIへの道第3弾をお伝えします。
今回は組体操の練習風景の紹介をします。
前回の授業の様子③でもお伝えしましたが、1年生の体育のカリキュラムには「Gymnastics」があるので、その時間を用いて組体操を練習しています。
ザンビアではカリキュラムに体育がありますが、彼らが卒業した中学校や高校には体育が時間割にないということもあります…
ですので、行う動きの一つ一つが初めて行うものであったり、慣れない動きであったりすることが多いです。
足が閉じがちになってしまったり、正しい手のつき方をしていなかったりして上手く表現できないこともありますが、アドバイスに耳を傾けて一生懸命取り組んでくれます。
ちなみに導入のこの日は、一人技のブリッジと片手支持を行いました。
続いて二人技の倒立にも挑戦しました。
やはりどうしても立つ位置が近くなりすぎて、支える方は支えにくさを感じますし、技を行っている方も不安感を感じたりします。
組体操では適切な姿勢と適切な距離を取ることが、安全の確保のため、また確実に技を表現するために非常に大切です。
しかし、この正しい姿勢や相手との距離感を掴むためには繰り返し練習が必要ですし、その練習を通して育まれる互いへの信頼感も必要となります。
道具を使用せずに自分たちの体だけを用いて表現する組体操は、自分の体を支えたり仲間を支えたりすることで体そのものと向き合うことができます。
自分の体を支えても仲間を支えても「重い…」と感じますが、それは命そのものの重さを体感することであるとも思います。
上手にできる人だけが、運動が得意な人だけが体育の授業に参加するのではなく、みんなが参加してそれぞれが一生懸命取り組む。失敗を笑ったりしない雰囲気作りも必要です。
そして、体育の授業は全ての人に参加する権利があって、全ての人にはそれぞれできることや役割があって、そしてそのできることや役割はみんな違っていいのだ、ということを感じてもらえたらな…と思いながら行っています。
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