JICA海外協力隊の世界日記

ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~

伝えたいこと。

Kakamega Elevenの試合前風景。
日本で指導してた時からやけど、エンジンを組んで気合を入れている瞬間がたまらなく好き。
子供達だけで何を話してるのかな〜とか、いいな〜青春だな〜とか思う。
これはアフリカでも一緒みたい。

さて、昨年12月より始動した我らがKakamega Eleven
何とこれまで約5か月間、対外試合無敗。
しかし、どんなチームにも負けは訪れるものです。たとえバルセロナでも。
負けるのは悪いことではない。むしろ良いことだと思うのが自分の考え。
大事なのは負け方。どうやって負けるか。
そういった意味で、今回の負け方は最悪でした。

Kakamega Eleven 3-6
地元のクラブチーム

スコア以上の完敗でした。
プレーどうこうより、チームメイトに対する態度。
これってチーム?って思う程ひどいものでした。
例えて言うなら初期のルーキーズの試合みたい。
今までが上手くいきすぎていて、これまで見えなかった課題がたくさん出てきた感じ。

試合後、興奮気味の選手に問いかける。

おれ「今日の試合は完全に負けた。相手の方が強かった。けど、何が問題だったんやろ?」
選手たち「・・・」
おれ「だまってても分からない。試合中あんだけ言い合いしてたのに何で急に黙るん?」

選手A「相手がファウルばっかりで汚かった。」

おれ「、、、、本当に相手チームのせい?じゃあウチのチームはどうだった?チームとしてちゃんと戦えてた?」

選手たち「・・・」

おれ「試合中に喧嘩するチームって良いチームだと思う?審判に文句言うチームって良いチームと思う?サッカーって何人でするの?上手い選手2人、3人でやるの?キャプテン、副キャプテンがあきらめるのが良いチーム?、、、」
選手たち「・・・」

たかがサッカーだけど、その中に人生で大事なことはたくさん詰まってる。
劇的に変えることは難しいけれど、サッカーを通じて少しずつ少しずつ伝えていきたい。

試合後、相手コーチに今月末または来月の再戦を申し込んだ。

勝ち負けより、彼らがどう変わるか。何を感じてくれたか。

再戦するのが楽しみだ。

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