2018/09/12 Wed
活動
ライバル
専攻科目として日本語を開講している中高校は、トラン県内でウィチェンマトゥ学校しかありません。そのため、これまでシンラパハッタカム(総合芸術大会)の日本語コンテストでも、県大会を経ず、不戦勝で南部大会に進出していました。しかし、ついに今年は、ライバルのサパーラーチニー学校が現れ、トラン史上初の県大会を開くことになりました。
サパーラーチニー中高校は、今学期から選択科目で開講したばかりで日が浅いため、今回の県大会で競う種目は高校生ガイドだけでした。しかし、ウィチェンマトゥ学校の生徒もさすがに焦り、「日本語専攻の高校3年生(写真3)が、選択科目で日本語を勉強しはじめたばかりの高校1年生(写真2)に負けるわけにはいかない!」と、先輩としてのプライドに火がついた様子で、本番までの短い期間、一生懸命に練習していました。
ウィチェンマトゥ学校の生徒は、普段どっしり構えていて、負けず嫌いから程遠い「大物」揃いなのですが、今回のように、身近に好敵手がいると切磋琢磨できていいな、と思いました。ちなみに、このコンテストには日本昔話の劇の種目もあるんですが、なにしろ、うちの生徒は“大根”が多いので、こちらにも良きライバルが現れてくれることを願います。
SHARE