JICA海外協力隊の世界日記

エチオピアからの手紙

大切にしてきた四つの心構え

私は青年海外協力隊として活動する上で、次の四つの心構えを大切にしてきました。

「自利利他」
私にとっても、相手(エチオピア人)にとってもお互い有益になる活動を行ってきました。
私は協力隊員になる前、日本で身につけた技術を海外で役に立てたいと思っていました。
私が有するサーバやネットワークの技術をエチオピア人に伝えることは、教師や学生の技術を高めることにも繋がると思います。
彼らが実社会で活躍できる人材になれば、お互いにとって大きな喜びとなると思います。

「実践重視」
コンピュータ技術は「習うより、慣れよ」の通り、実際に操作した方が習得するのも早いと思います。
私は理論よりも実践的な技術を重視し、技術の実践例を多く見せるようにしてきました。
そうすることで、教師や学生の関心を高め、少しでも早い技術習得に役に立てたと思います。

「お陰様で」
現在アワサの協力隊員は私一人ですが、常に周囲への感謝を忘れないようにしてきました。
事ある毎に励ましてくれる家族や友人、活動をサポートしてくれるJICAスタッフや他の協力隊員、共に汗を流して働いてくれる配属先の同僚、私のことを気にかけてくれるご近所さんや警備員・・・。
一人任地になっても、周囲の人々に支えられていることを心に留め、日々活動に取り組んできました。

「地域密着」
活動を進める上で、何より現地の人と仲良くなることに努めてきました。
同じものを食べ、同じものを飲み、同じ環境で働くなど、現地の人々と同じ目線に立ち、同じ時間を過ごすようにしてきました。
その結果、配属先以外の友人や行きつけのローカルレストランもできるようになりました。

思い返せば、地元で日本語教室のボランティアとして活動した経験、岩手県大槌町でIT震災復興支援ボランティアとして活動した経験が、エチオピアでも活かされていると思います。
エチオピアで身につけたものを日本でも積極的に還元したいと思っています。

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