JICA海外協力隊の世界日記

ボルネオきのこ屋日誌

ハリナシバチの蜜の味

私の住むボルネオ島はミツバチの宝庫です。日本ではニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種しかいませんが、ここボルネオ島ではこれらのapis属のミツバチが4種、その他にハリナシバチという熱帯地方にのみ生息する針のないミツバチもいます。

このハチの仲間は非常に小さく、一見ハエのようです。針を持たず、巣の入り口を分泌液で覆うことによって巣を守ります。

味は普通の蜂蜜と比べて酸っぱく、水っぽい感じです。独特の風味があり、あまりおいしくはないのですが、
プロポリスという、樹液などから作られる抗菌性物質を大量に含んでおり、体にすごく良いのだそうです。
また、得られる蜜の量がセイヨウミツバチの40分の1と非常に少ないため、高値で取引されます。
私の任地はよく職員の間で風邪がはやり、そうなると私も例にもれず風邪を引いていたのですが、
村人に勧められてこの蜂蜜をなめるようになって以来、風邪を引かなくなりました。
お気に入りのアイテムです。

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します