2017/04/28 Fri
生活
ハリナシバチの蜜の味
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私の住むボルネオ島はミツバチの宝庫です。日本ではニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種しかいませんが、ここボルネオ島ではこれらのapis属のミツバチが4種、その他にハリナシバチという熱帯地方にのみ生息する針のないミツバチもいます。
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このハチの仲間は非常に小さく、一見ハエのようです。針を持たず、巣の入り口を分泌液で覆うことによって巣を守ります。
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味は普通の蜂蜜と比べて酸っぱく、水っぽい感じです。独特の風味があり、あまりおいしくはないのですが、
プロポリスという、樹液などから作られる抗菌性物質を大量に含んでおり、体にすごく良いのだそうです。
また、得られる蜜の量がセイヨウミツバチの40分の1と非常に少ないため、高値で取引されます。
私の任地はよく職員の間で風邪がはやり、そうなると私も例にもれず風邪を引いていたのですが、
村人に勧められてこの蜂蜜をなめるようになって以来、風邪を引かなくなりました。
お気に入りのアイテムです。