JICA海外協力隊の世界日記

Softballって知ってますか?

グランド作り

なますて~

ネパールは雨季ですが、そんなに大雨が降っていない首都のカトマンズです。

今日は活動とは別に時間のある時に顔を出している少年野球のチームについて^^

野球もそんなに普及していないネパールでは、少年野球のチームは首都のカトマンズに2チームとポカラに1チーム。

その中でもこのカトマンズのゴルカクルーというチームは毎日練習を行っている創部2年目の熱心なチームです。

以前からグランドにレンガやコンクリート、大きな石があちこちに埋まっているのがとても気になっていたのでネパール人コーチに相談してみました。

(スライディングの練習も出来ないし、ボールが石に当たってバウンドが変わってしまう事が度々ある)

私ではなく、ネパール人コーチの彼らが選手たちを促してグランドを自分たちで綺麗にすることを促して欲しかったので練習後の紅茶を飲みながらお話し・・・・

「グランドの石は気にならないの?」「あ~たくさん埋まってるね。気になる?」「スライディングの練習もできないし、掘り出しちゃえば?」「じゃぁ今度やるか~」

練習に参加する度に毎回言い続けました・・・2か月かな?やる気配が全くない。(笑)

もう勝手にやってしまえ!と思いシャベルを担いでグランドへ。

なんとか強行作戦成功。(笑)

その日に行うことになりました!理由を説明し、いざやり出すと子供たちも一生懸命。

まずはホームベースから。

水があればいいねんけどな~と呟くと子供たちが取ってくるわ!と行って素早く動いてくれました。

私が持ってきたシャベルとグランドにあった鎌を使ってまず土を掘り返し、その後ろから大きな石やレンガを取り出し、またその後ろから小石を取り出す、最後は水を撒きながら、足で踏み固め・・・・・という作業。

作業の流れは私が決めたわけではなく、コーチが指示を出して子供をばらけさせ作業をすすめようという提案でこうなりました。

驚く程レンガや子供の頭ぐらいある石がゴロゴロ。

何時間かかるんや・・・・そう思いながら作業をひたすら進めます。

結局この日は3時間ずっとこの作業だけをして終わりました。途中飽きて消えていく子供もいたけど(笑)

最初から最後までずーーーっと熱心に取り組む子供もたくさんいました。

少し綺麗に、平らになったグランドを見て「次はファーストやるんでしょ?」「これ全部綺麗にしたら、最高のグランドになるね!」そう言ってホームベースの辺りをやりすぎなぐらい足で踏み固める子供たち。

強行作戦だったけど、これでもよかったのかな~と思いながらホームベース辺りの少し綺麗になったグランドを見ほっと一息。

ただ、まだまだボコボコの内野、身長ぐらいの草がしげる外野を見ると2年で綺麗になるかな~とも思ってしまいますが、出来ることを地道にやっていこうと思います。

これは綺麗になったホームベース周りの様子。

試しにバウンドボールを投げてまっすぐバウンドするか確認する子供もいました。

本当にまっすぐ跳ねるボールに、大喜び。

水を撒きたてなので、明日にしてくれ・・・と思いながらもあんまり楽しそうなので何も言えず(笑)

時間がかかっても少しずつ、いいグランドをみんなで作っていけたらな~

でも雨季に入ってしまったので、学校の休みが終わって雨季が明けてからまた再開かなと考えています^^

私は毎日行ってるわけではなく、時間が空いたときに行ってお手伝いをするだけ。

その程度の日本人の提案に乗ってくれるのはありがたいな~

活動全てが順調ではないし、思い通りにならない事の方が多いけど、こんな現場を大切にしたいなと思った1日でした。

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