JICA海外協力隊の世界日記

ライフ・オブ・カリビアン

保育園交流プロジェクト(最終回)

全9回、2カ月間を通して行った、

近所の保育園との交流プロジェクト。

今日が最終回でした!

保育園へのプレゼント

最後のクラスでは、

今までの訪問をふりかえった後、

保育園への御礼の手紙を書き、

交流の写真を使って思い出壁新聞を作り、

保育園にプレゼントしに行きました。

保育園の各クラスをまわり、

先生に、無言でそっぽを見てコラージュを渡す女の子たち。

先生方は、「あらまぁ!ありがとう」と言って、

その周りに保育園の子供たちが集まって、

自分の写真を指差しながらワイワイ嬉しそうに騒ぎます。

ここではじめて、一部の女の子は、ちょっとニヤッ。

そのまま去ろうとするので、

「ありがとうと言いなさい」と口パクで女の子たちに伝えます。

園長先生からの言葉

この保育園は園長先生がとても素敵な方で、

交流中も、各クラスをまわって様子を見ながら、

うちの施設の女の子たちを励まして褒めてくれていました。

今日は、1人1人とハグしながら、

「あなたたち、頑張ったわね!

 あなたなら、絶対にできる。

 努力を続ければ、あなたの将来には沢山の希望があるわ。」

と言葉をかけてくれて、

全員に香水をプレゼントしてくれました。

うちの施設に通う少女たちに対する

世間の目は冷たいことが多いです。

こうして暖かく受け止めてもらえること、

良いことをして認めてもらうことは

とても意味があることで、

園長先生と先生方には本当に感謝です。

女の子たちの変化

特に、このプロジェクトで成長があったなぁ、

と思ったのは2人。

1人はEちゃん。

お母さんは病気がち、

お兄さんは刑務所、

彼女自身は14歳で出産し、

今1歳の子供がいます。

とても大変な環境にいて、

9月に施設に入った頃は

問題行動が目立っていました。

保育園訪問第1回の時は、

まず行く途中のマナーで、ひと悶着。

着いてからも、保育園の先生が説明してる間に

フラフラと勝手に部屋を横切って、

鏡で髪の毛を直していたり…。

第2回の頃は、

訪問準備で施設で工作をする時も、

授業に参加せず、

私が教えている最中の工作を取って床に捨てたり、

人を傷つける言葉を口にしたり、

ガムテープを口に貼り始めたり、

というかんじでした。

ただ、2カ月たって落ち着いていきました。

保育園の先生も彼女を上手に褒めてくれて、

子供も彼女との時間を楽しんでくれて、

自信をつけていったようです。

今日の壁新聞作りも積極的。

保育園では、誰より率先して、

各クラスの先生方に壁新聞を渡しに行きました。

前日に、通学路で何者かに襲われて怪我をする、

という事件があったのに、

(少女たちには、こういうことがたまに起こります…)

気持ちを切り替えて保育園でふるまえた彼女を、

心から尊敬するばかりです。

もう1人はOちゃん。

彼女は学習がゆっくりで、

家庭にも様々な問題があります。

彼女自身は大人しいタイプで、

もう少し自信がついたら、と思っていました。

その彼女が才能を発揮したのが、

子供たちとの工作や塗り絵!

絵が得意だし、子供の扱いがとっても上手なのです。

彼女が企画した紙飛行機大会に子供は大喜び。

彼女が描く塗り絵も子供たちにちょうど良く、

保育園の先生方に大好評でした。

私はいつも、ついつい

「Oちゃん天才!才能あるよ!!

将来、保育園の先生、どう?!」

と言って興奮していました。

彼女の感想には、

「自分がこんな風に子供を扱えると今まで思ってなかった。

 今まで一番の体験だった。」の言葉。

彼女には、なにかしらひきつづき、

この才能を発揮できる機会を作ってあげられると良いのですが…!

これで保育園交流は終了!

保育園の先生にアンケートをとったところ、

うちの施設の少女たちに対するイメージが、

かなりポジティブに変化していました。

初の試みでしたが、また近所に、

うちの施設の女の子たちを

暖かく見守ってくれる応援団が増えたかな?

と思っています。

次回は、老人ホームプロジェクトです。

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