ライフ・オブ・カリビアン(三浦隊員は帰国しました。)

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三浦 真依子
東京都

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
中南米
セントルシア カストリーズ市
一言メッセージ
2016年10月から、カリブ海・日本から一番遠い島国セントルシアに来ています。10代の少女たちを対象とした保護更生施設で活動しています。

 

日直システム

2018.01.20

少女自立支援施設での活動

施設には時間割があり、

子供はそれに沿って授業を受けます。

しかし!いつも!子供が時間通りに授業に来ない。

(チャイムはどの学校にもない。普通の学校は先生がベルを鳴らす。)

15分くらいたって先生が探しに行きます。

すると子供は勝手にPCをしていたり。

もはや、先生が面倒くさいと子供を呼ばないため、

子供が誰も来ないまま1時間が終わることもあります。

(そりゃ授業せずに給料もらえた方が楽だけど…)

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以前の所長がいた頃は

こうしたことはなかったようですが…、

その所長が去ったら…こんな状況です。

これは良くない。

(私は授業のたび子供を探しに行くのが嫌。)

ということで職員会議に挙げ、

週交代の学級委員システムを作りました。

学級委員の仕事は主に、

「時間通りに全員をクラスに連れてくること。」

(もし他の子が渋る場合は、先生に報告。)

学級委員がクラスに全員を連れてこないと、

学級委員の持ち点が減点されていく仕組みです。

(昨年私が作った表彰システム)

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今週の学級委員は、Kちゃん。

彼女は昨年3月に13歳で施設に来ました。

当初は、私の算数の授業に来ない、

授業だよ、と優しく言ったところで、

「なんで!イヤだ!」と叫んで、

震えるくらいに怒りがこみあげてしまって、泣く。

教室の外で30分くらいして授業が終わる時間に落ち着く、

というかんじで、とにかく授業を開始するまでが大変でした。

算数にかぎらず、他の授業や活動でも、

こんなことが本当に多かったのです。

1年近く経った今、彼女は施設で一番の先輩。

今週、初めての学級委員です。

私が休み時間に廊下にいると、

壁かけ時計と時間割を確認して

「あと5分で算数の授業だ!」と言うKちゃんに遭遇。

去年、そんな私の算数の時間に、

拗ねたり怒ったり泣いたりしながら、

時間をかけて時計の読み方をマスターしたのです。

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私が教室でそわそわしながら待っていると、

全員が時間通りに教室に来ました。

こんなの、ほとんど初めてです。泣

これは、Kちゃんの力。

彼女の成長に、心から嬉しくなりました。

別の国語の授業では、

少女2人が時間通りに来ない。

Kちゃんは、「〇〇呼んでくる」と、

来ない生徒たちを探しに行きます。

私と国語の先生、つい裏へ行き、

「Kちゃん…成長した…」

と、感動してしまいます。笑

学級委員システムのおかげで、

少しずつ子供たちの主体性が出てきて、

嬉しいところです。

ただ問題は、施設内の時計の時間が…、

結構バラバラなこと。

電池がないらしい。

そして、先生たちが時計を見ずに授業をして、

よく平気で30分とかオーバーすること。笑

子供が「先生、終わりの時間だよ」と

言ってくれればいいのだけど、

時計がない教室も…。

道のりは長い。笑